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NTT西日本株式会社は、IOWN構想の実現に向けた商用サービスとして、通信ネットワークの全区間で光波長を専有するオールフォトニクス・ネットワーク(All-Photonics Network、以下:APN)の技術を用い、高速・大容量通信を可能にするサービス「All-Photonics Connect powered by IOWN」(以下:All-Photonics Connect)のタイプ3およびタイプ4のサービス提供エリアを、NTT西日本エリア全域へ順次拡大する。

背景・目的

AI需要の急速な拡大を背景に、NTTグループはGPU、ネットワーク、電力などのリソースを最適化し、エッジまで含めたセキュアな利用環境と統合的なオペレーションを実現するAIネイティブインフラ「AIOWN」※への転換をめざしている。その通信基盤として、NTT西日本は「All-Photonics Connect」タイプ3およびタイプ4のサービス提供エリアを、NTT西日本エリア全域へ順次拡大する。

※AIOWNとは、顧客のAIの利用用途に応じて必要なGPU、ネットワーク、電力などのリソースを最適化し、エッジまで含めたセキュアな利用環境と統合的なオペレーションを実現するNTTグループのAIネイティブインフラ

概要

既存の申し込み受付エリア(関西・東海・中国・九州の一部エリア)に加え、2027年9月から北陸エリアなど、2028年1月から四国エリアを含むNTT西日本エリア全域で、最大800Gbpsの帯域に対応し、NTT東日本エリアとの接続も可能な「All-Photonics Connect」タイプ3およびタイプ4のサービス提供を開始する。

なお、NTT東日本エリアとの接続には、NTT東日本が提供する「All-Photonics Connect powered by IOWN」の契約・料金が別途必要となる。

タイプ3、タイプ4の提供エリア

お申し込み受付エリア 大阪府、京都府、奈良県、兵庫県、愛知県、静岡県、三重県、広島県、岡山県、山口県、福岡県
今後の提供予定エリア
(2027年9月提供開始)
滋賀県、岐阜県、石川県、富山県、福井県、島根県、鳥取県
今後の提供予定エリア
(2028年1月提供開始)
和歌山県、愛媛県、香川県、徳島県、高知県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、鹿児島県、宮崎県、沖縄県

※今後の提供予定エリアについても、事前受付を開始している

利用イメージ

同社によると、「All-Photonics Connect」は、高速・大容量通信や低遅延といったAPNの特長を生かし、大容量データ通信をはじめとする新たな利用シーンの創出に貢献するという。

利用イメージ例1:AIを活用した産業DX

AIデータセンター間やデータセンター・拠点間を高速・大容量・低遅延の回線で接続することにより、分散型GPU環境の構築・利用を実現する。AIによる産業用ロボットの制御・学習や、実験施設における大容量データ分析用サーバーの共同利用など、さまざまな分野におけるDXへの活用を想定している。

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利用イメージ例2:遠隔医療

高速・低遅延の通信環境を活用し、高精細な映像伝送やリアルタイムの操作、コミュニケーションを実現する。医療分野における地域格差や人手不足など、社会課題の解決に寄与することが期待されている。

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利用イメージ例3:ジョイントイベント

高速・低遅延の映像伝送を活用し、複数のイベント会場間でリアルタイムの共演やコラボレーションを実現する。臨場感のあるイベント中継やリモート演出など、イベントの価値向上への活用を想定している。

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利用イメージ例4:リモートプロダクション

高速・大容量・低遅延の回線により、非圧縮映像の伝送やリアルタイムの遠隔カメラコントロール、PTPによる時刻同期など、リモートプロダクションを支援する。映像制作業界の業務効率化に加え、映像系技術者の不足といった社会課題の解決に寄与することが期待されている。

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今後の展開について

「All-Photonics Connect」は、AIの社会実装の進展やデータセンター需要の拡大、映像・コンテンツ流通の高度化などに伴う通信トラフィックの増加を見据え、都市部に加え、地域の企業・自治体・教育機関などでも利用しやすいサービスへと進化させることで、地域社会のデジタル化と産業の発展に貢献していくとしている。

また、データセンター間接続やクラウド接続需要の拡大に対応し、サービス提供の迅速化を図るとともに、西日本全域への提供エリア拡大を生かした可用性・通信品質の向上、高速・大容量化、低消費電力化にも取り組んでいくという。