261030_AAF-EC_top5J2QFSqt

注目のアプリにスポットを当てる「APP SPOT」。
今回紹介するのは、Final Cut ProとAAFの相互変換に対応し、MA(音声仕上げ)へのデータの受け渡しを効率化する変換ツール「AAF Everything」だ。

AAF Everythingは、AAF Toolsが開発したmacOS用のタイムライン変換ツール。Final Cut Proは標準でAAFの書き出し機能を備えていないため、Pro Toolsなどへ編集データを受け渡す際には、別のツールによる変換が必要だった。

AAF Everythingは、Final Cut Proから書き出したFCPXMLをAAFに変換できるほか、付属のワークフロー機能拡張を利用することで、Final Cut Proの画面から直接AAFを書き出せる。編集時に設定したオーディオロールは、指定した順序と名前を持つトラックとして出力される。

単体アプリとしての利用に加え、Final Cut Pro用のワークフロー機能拡張が付属するため、XMLを手動で書き出すことなく、編集中のタイムラインからAAFを生成できる。また、DaVinci Resolve、Avid Media Composer、Premiere Proなどから書き出されたAAFを、Final Cut Proで読み込めるFCPXMLに変換する逆方向の処理にも対応する。

変換時には、出力ファイルと同じ場所にテキスト形式のレポートを生成。変換時の変更点や、出力先のフォーマットでは保持できなかった要素、変換に関する警告などを記録するため、受け渡し前に変換結果を確認できる。

価格は79ドルの買い切り方式。タイムラインの先頭120秒までを出力できる無料デモ版も用意されており、購入前に実際の編集データを使って変換結果を確認できる。

アプリ名 AAF Everything
開発元 AAF Tools
価格 79ドル(買い切り)※無料デモ版あり
プラットフォーム Mac
対応OS macOS 13以降(Appleシリコン)
入手先 製品公式サイト
製品サイト https://aafeverything.app/ja/

利用シーン

  • Final Cut Proで編集したタイムラインを、Pro ToolsやNuendoなどでのMA作業に受け渡す
  • DaVinci Resolve、Avid Media Composer、Premiere Proなどから書き出されたAAFを、Final Cut Pro用のFCPXMLに変換する
  • 複数のタイムラインを一括変換し、編集ソフト間の受け渡しデータを効率よく作成する

主な特長

  • Final Cut ProからAAFへ直接書き出し:付属のワークフロー機能拡張を使用することで、Final Cut Proのタイムラインを、Pro Tools、Nuendo、Avid Media Composer、DaVinci Resolveなどで利用できるAAF形式で書き出せる
  • ロールを名前付きトラックに変換:Final Cut Proのオーディオロールを、指定した順序と名前を持つトラックとして書き出せる。ロールの並べ替えや名称変更、統合にも対応する
  • ワークフロー機能拡張が付属:XMLを手動で書き出すことなく、Final Cut Proの画面からAAFを生成できる
  • 逆方向の変換にも対応:DaVinci Resolve、Avid Media Composer、Premiere Proなどから書き出されたAAFを、Final Cut Proで読み込めるFCPXMLやFCPXMLDに変換できる
  • 変換ごとのレポート:出力ファイルと同じ場所にテキスト形式のレポートを生成し、変換時の変更点や保持できなかった要素、警告などを確認できる
  • サンプル精度の音声配置:プロジェクトのフレームレートに関係なく、音声の配置をサンプル単位で計算して変換する。ただし、Premiere XMLは形式上の制約からフレーム単位での配置となる
  • 4フォーマットの相互変換:AAF、FCPXML、FCPXMLD、Premiere XMLの4形式間で相互変換できる
  • 一括変換:複数のタイムラインファイルをまとめて読み込み、指定した形式へ一括変換できる
  • メディアファイルの収集:元のメディアへのリンクを維持する方法に加え、参照する音声ファイルを出力ファイルとともに収集する方法も選択できる