PRONEWSでは、この春新たに映像業界に飛び込んできた方や、ステップアップのためにより専門的で正しい知識を身に付けたい方を対象とした有料セミナーを開催する。その第一段となる「Sound Seminar」の参加募集が開始された。

講師は、現在も録音技師として第一線で活躍中、YouTuber「桜風涼(はるかぜすずし)」としても知られる、株式会社ナベックス代表取締役社長 渡辺健一氏が務める。

桜風涼(はるかぜすずし)こと渡辺健一氏
桜風涼(はるかぜすずし)

株式会社ナベックス代表取締役社長。映画の録音やMAを得意とする録音技師・テクニカルライターであり、PRONEWSでも多数の記事執筆。

撮影や録音技術をわかりやすく解説するYouTubeチャンネル「桜風涼(はるかぜすずし)のシネマ撮影研究所」のチャンネル登録者数は約11,000人。(2025年5月2日時点)

セミナー概要

今回はSound Seminarと題し、音声収録に関する全5パートのカリキュラムで、実際の撮影現場で多用されている「SENNHEISER MKH 416(+48V仕様)」「SHURE SM58」「SHURE SM63L」などを教材として使用することで、すぐに現場で活かせる実践的な内容となっている。

Part.1〜Part.3ではロケ、配信、マルチカム収録など、様々な現場で活きる基礎知識を身につけることができる。例えば、マイクをカメラに直接接続する場合と、ミキサーやレコーダーを介して接続する場合の設定の違いや、適切な音量で収録するためにマイクやヘッドフォンのボリューム調整は何を基準にすれば良いのか、などである。

そして、Part.4では最近話題の「32bitフロート録音」や「TC(タイムコード)」といったテーマにも触れ、Part.5では当日セミナーで学んだ知識を、実際に機材を触りながら試すことができる。

さらに、自分が普段使用しているカメラやマイクを持参して、それらの機材で何が、どこまでできるのかを確認することも可能だ。

カリキュラム

Part.1(約40分):現場で役立つ音声の基本
・カメラorレコーダーとマイクを直接接続する
・レコーダーを介してカメラと接続
・ファンタム+48Vとプラグインパワー
・マイクボリュームの調整、ヘッドフォンボリュームの調整

Part.2(約40分):マイク選び、使いこなしのポイント
・ピンマイク、ガンマイク、ハンドマイクの使い分け
・ポーラパターンの理解、周波数特性表の読み方
・マイクはどこに設置するのが効果的か

Part.3(約40分):機材の取扱いと保守、ノイズ・トラブルとの戦い(現場編)
・バランス/アンバランスの違い
・ノイズキャンセリング機能
・適切な保管方法

Part.4(約40分):MA・音声編集の基本
・サンプリングレートとは
・32bitフロート録音とノイズリダクション
・映像との同期(TC、カチンコなど)

Part.5(約60分):ハンズオン
・このセミナーで得た様々な知識を活かして実際に機材を触ってみよう

・マイクや音声に関する知識・テクニックを身につけたい
・「良い音」と「悪い音」の違いを理論的に理解し、支持されるコンテンツを作りたい
・トラブルが起きた時の対処法を知っておきたい
・自分(自社)が普段使っている機材でどこまでのことができるのか知りたい(マイク、カメラなど持ち込みOK)

そんな方に特には注目してほしいセミナーだが、この春から映像関係の会社、レンタル会社、機器メーカーなどへ入社された皆さんの研修の一環として利用いただくことも可能だ。

Sound Seminar詳細

■開催日:2025年5月16日(金)

■時間:13:00〜17:00(開場 12:30 / 終了17:00目安)

■会場・アクセス:〒102-0093 東京都千代田区平河町1-2-10 平河町第一生命ビル 4階特設会場(システムファイブ施設内)

■一般参加費:税込11,000円

■早期割引適用:税込10,000円
※5/12(月)16:59までにお申し込み及び決済完了の場合は早期割適用

■主催:株式会社PRONEWS

■特別協力:株式会社システムファイブ