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■WEEBILL 2
WEEBILL 2:税込74,800円
WEEBILL 2 COMBO:税込79,200円
WEEBILL 2 PRO:税込121,000円
WEEBILL 2 PRO PLUS:税込151,800円
Transmount イメージトランスミッターAI COV-03:税込33,000円
マスターアイVC100:税込49,500円
問い合わせ先:VANLINKS
ZHIYUNからジンバルの新製品「WEEBILL 2」が登場した。WEEBILLシリーズは同社ジンバル製品群において、最重量級のCRANEシリーズ(ペイロード6kg以上)と、スマートフォン⽤ジンバルSMOOTHシリーズの中間に位置するものである。同シリーズの先代製品からペイロードの向上、タッチスクリーン装備、無線外部ディスプレイへの対応など、意欲的に⾰新が図られている。
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4種のパッケージをラインナップ
販売パッケージは4種。ジンバル本体の運⽤に必要である基本的な機器が同梱されたパッケージに加えて、機能拡張のための機器を順次追加した各種パッケージが⽤意されている。
ジンバル本体、ミニ三脚、マウントプレート類、各社カメラ対応ケーブル、ケース、簡易マニュアルといったところが基本的なセット内容で、拡張されたキットごとにハンドル、フォーカスホイールと映像送信機、外部無線モニターが追加されている。
- WEEBILL 2:基本的なパッケージ。これのみ簡易ケース付属となっている
- WEEBILL 2 COMBO:上記セットにスリンググリップハンドルが付属し、ケースはWEEBILL 2専⽤のものとなる。オンライン限定販売
- WEEBILL 2 PRO:WEEBILL 2 COMBOにTransMountフォーカスズームコントロールモーター2.0とTransMountイメージトランスミッターAIが追加
- WEEBILL 2 PRO PLUS:いわゆる「全部⼊り」。WEEBILL 2 PROにマスターアイVC100が追加となる
詳細は製品ページを参照してほしい。なお、上記リンク先にある「スペック情報」タブにある同梱品⼀覧はとても内容を把握しやすい。本記事では、WEEBILL 2 PRO PLUSからTransMountフォーカスズームコントロールモーター2.0を除いたものを紹介する
まるごと収納できるWEEBILL 2専用ケース
ボール紙の化粧箱にジンバル本体と周辺パーツを収納した専⽤ケースがまるごと収納されている。
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専⽤ケースは外装部にポケット(初期状態で専⽤バッグ⽤ショルダーベルトが⼊っている)のある上下⼆層構造で、上層部には三脚、マウントプレート、ケーブルといった周辺パーツ、下層部にはジンバル本体が収納されている。ケースサイズ、ジッパー、内部メッシュポケット、下層部に納められたクッションシートやジンバル本体の留めベルトなどの様⼦は、昨今売れ筋の同種製品に似たものとなっている。
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バッテリーはジンバル本体と⼀体化されている。バッテリー取り外し型のものに⽐べて素早く使⽤準備ができる。
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本体重量は1.47kg。同社製CRANE 2Sは1.88kg、CRANE 3Sでは2.47kg。参考としてDJI社製のジンバル、RSCで1.26kg、RS2では0.96kgである。
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ジンバル本体を⼀⾒して特徴的な点はアーム突き出し部。幅広のここに2.88インチタッチスクリーン、電源ボタンやモード切替スイッチ、コントロールホイールなどがまとめられている。2.88インチタッチスクリーンはバリアングル式となっており、ジンバルを差し上げる、吊り下げて持つ際に便利である。なお、完全に逆向きにすることはできない。
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アーム突き出し部には1/4ネジ⽳があり、⼀般的なハンドル類を装着することができる。専⽤品であるスリンググリップハンドル装着の際は、ラッチやノッチにより三点で厳重に固定される。このハンドルグリップ終端付近には1/4三脚ネジ⽳、コールドシューがあるので、さらにモニター類のマウントなどが可能である。
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バランス調整部は概ね最近の多くのジンバルと同様の形状・機構となっている。ロール軸調整がクイックリリースプレートのスライドによる仕組みなので、横幅の広いカメラ搭載の場合はカウンターウエイトなどの併⽤が必要となる。
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ジンバル底⾯に1/4ネジ⽳があり、付属のミニ三脚などを装着できる。このミニ三脚はやや柔軟で、ジンバル全体を置く際のフラつきなどに少し気を使う。先述のスリンググリップハンドルのないパッケージの場合は、このミニ三脚を畳んだ状態でアーム突き出し部に取り付けてグリップとして使⽤可能である。
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バッグから本体を取り出し三脚を取り付け、各軸ロックを外し展開の上、再ロックすればカメラ搭載の準備は完了。近年の同等なジンバル製品同様、特に難しい部分はなくクイックである。
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最大4kgのペイロードに対応
本製品のペイロードは最⼤4kg。ミラーレス機から⼀眼レフ機まで多種多様なカメラの搭載に対応する。初代 WEEBILL LAB、先代のWEEBILL Sよりペイロードが向上したとのことで、例えば製品ページによると
- ソニーα7S III+FE 24-70mm F2.8 GM+カメラリグ
- ニコンZ6II+NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
- 富士フイルムX-H1+XF16-55mmF2.8 R LM WR
- パナソニックLUMIX S5+LUMIX S 24-105mm F4 MACRO OIS
などの組み合わせに対応するとのこと。詳細は以下リンクの通り。
バランス調整を筆者所有の3機種でテスト
各軸に仕掛けられたロック機構はバランス調整時にも活躍する。対象の軸のみロックを外して調整を進めることができるので、⽚⼿であちら側を保持しつつこちら側をこう…⼿が⾜りない!というようなモタつきはない。搭載するカメラにバッキングベースを装着し、クイックリリースプレートにセットしラッチを締める。
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なお、筆者は極度の⾯倒くさがりかつ、なるべく余計なものは使いたいくないので、クイックリリースプレートとバッキングベースの多重使⽤に疑問を感じつつ、マニュアルを⾒たところ…。
- 外部フォローフォーカスを取り付ける場合
- ⼤きいレンズを使⽤する場合(キヤノンRF24-70mm F2.8 L IS USMレンズなど)
…との説明を発⾒した(使⽤しなくてもよいケースはある)。
クイックリリースプレートとジンバル側には、差し込み⽅向に合わせたクサビ印が刻印されているプレート差込時や、そもそもカメラ取り付け時に迷ってイラつくことがなくなりそうである。
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バランスは⼀般的なジンバル同様に、チルト軸の⽔平、チルト軸の垂直、ロール軸、パン軸の順に調整する。
パナソニックLUMIX GH5S(総重量約770g)
今回はまずパナソニックLUMIX GH5Sを搭載してみた。搭載総重量は約770g。先述の要領でカメラをジンバル本体に載せ、各バランス調整を行う。各種ケーブルやレンズフィルター、カメラ背⾯の液晶など、使⽤に合わせて撮影時と同じ状態にしておく。
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なお、このケースにおいて先述のバッキングベースは、チルト軸⽔平バランスの調整に関係して必要となった。少し面倒だと感じた。
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参考に、筆者所有のカメラ2機種も搭載してバランス調整を試してみたので紹介しよう。
Z CAM E2-M4(総重量は約1,100g)
カメラのデザイン的にレンズ、バッテリー(NP-Fタイプ)のマウント時に前後に⻑い形状となるので、バランス構成の際にロール軸に対しての余裕がギリギリ、またはスペースがなくなることがある。
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パナソニックLUMIX S1H(総重量は約1,950g)
そのままのロールバランス調整時にカメラがチルト軸に⼲渉する。先出の適⽤表によると、フォーカスホイールやカウンターウエイトの追加が必要とのこと。
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2.88インチタッチスクリーンにてメニュー設定などの操作が可能
カメラ搭載およびバランス調整が完了したあとは、ジンバルの電源を投⼊し本体から繰り出す2.88インチタッチスクリーンにて多くのメニュー設定やバランスチェック、キャリブレーション等の機能を使⽤することができる。画⾯遷移は表⾯を上下左右にスワイプすることで⾏う。
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画⾯には、TransMountイメージトランスミッターAIとHDMIケーブルを併⽤することで、カメラの映像が表⽰される。カメラ映像が表⽰された状態でジンバル前⽅のトリガーボタンを押すと被写体トラッキング状態に切り替わる。
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画⾯内にトラッキング可能な被写体を捉えると緑⾊の枠があらわれトラッキング状態となり、その時点からトラッキング開始となる。実際になにかを捉えてトラッキング状態(緑枠が表⽰)にならないとトラッキングモードに切り替わったことがわかりにくい(追ってふたたびトリガーボタンを押すなどして混乱することがある)。タッチスクリーンの視認性は良好だ。
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遠隔モニタリングやフォーカス操作、設定が可能な専⽤ワイヤレスモニターマスターアイVC100
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TransMountイメージトランスミッターAIに加えて、専⽤デバイスであるマスターアイVC100を使⽤することで、遠隔モニタリングやフォーカス操作、設定が可能となるフルHD、1000nitの輝度、1200:1コントラストの仕様通り、視認性良好に映像の確認や設定、操作が可能である。
差し込んだmicroSDカードに映像を収録することや、マスターアイVC100を傾けることでジンバルを連動操作することも可能である。バッテリーが内蔵されている⼀⽅、背⾯にNP-F型のバッテリーを差し込んで運⽤することもできる。
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本体底⾯には1/4ネジ⽳がある。ジンバル本体側のトランスミッターとはWi-Fiで接続する。この⼿のデバイスはよく親⼦機が「迷⼦」になって⼤事な局⾯でイライラすることも少ないが、これはサクッと「繋がる」。カメラ、ジンバル、マスターアイVC100、いずれかにて録画を開始するとジンバル搭載スクリーンとマスターアイVC100の画⾯が暗転し、復帰に2、3秒かかる。
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マスターアイVC100側⾯にMicroSDカードを挿⼊することで画⾯記録とプレイバックが可能となっている。詳細は⽂末のマニュアル類リンクにより確認されたい。
スマートフォン⽤アプリで各種設定に対応
対応スマートフォン⽤アプリ「ZY-PLAY」にはBluetoothにより接続し、各種設定や機能を使⽤できる。
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パノラマ、タイムラプス、軌道設定撮影、スマートフォンの傾き連動操作なども可能である。
撮影画⾯のモニタリングはできない。
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トラッキング機能を使った実写撮影例
⽇中の屋外にて試⽤を行った。
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Z CAM E2-M4
SIRUI 24mm F2.8 1.33x M4/3 Anamorphic Lens
SIRUI 75mm F2.8 1.33x M4/3 Anamorphic Lens
カメラを含めた全体のバランスや重量は相応でとくに不満、不安に感じるところはない。2.88インチタッチスクリーンのバリアングル機構、画⾯の視認性もよく、昼間の屋外においても画⾯メニューを使⽤した各種設定も快適である。
トラッキング機能については、三脚固定した本体周囲を回る被写体を追わせた。フォーカスの具合に関わらずよく被写体を認識し、スムーズに被写体に追従する。被写体が⼀気に画⾯外に外れると追うことをやめる。このとき、別にコントラストの⾼い物体が画⾯内にあると、そちらに追従する。
まとめ
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ジンバルについて、今や各社様々な製品を出し揃えてやや飽和気味な中、同機は最新の仕様を⼿堅く押さえつつ、意欲的な機構も盛り込んだ製品である。
特徴的な本体タッチスクリーンの2.88インチというサイズについて、GoProやDJI RS2やInsta360 ONE X2などに搭載のミニ液晶に対して平素筆者は「もう少し⼤きくあれ」と感じているので、2.88インチは偉⼤と評価したい。⾮常に快適と感じた。
ただし、TransMountイメージトランスミッターAIを経由しないと撮影映像のモニタリングはできない。他機種や他社製品も同様の仕様ではあるが、いずれトランスミッター類を介せずダイレクトに本体スクリーンなどでモニタリングできるようになることを期待したい。
本機は本体タッチスクリーン、マスターアイVC100、スマホアプリ、なにかと「画⾯が使⽤されるデバイス」が周辺で使⽤されがちなであるが、それぞれできることは少しずつ異なる。感覚的⼼情的に、どれを使⽤してもすべての機能や設定にアクセスできるような仕様であるほうが直感的に使いやすいのではないか考えてしまった(違うからこそ、それぞれの⽴ち位置が確保されるとも⾔える)。
繰り返すが、2.88インチタッチスクリーン⾃⾝および各機能へのアクセシビリティは⾼い。筆者同様、他の各種デバイスに搭載された⼩さめな液晶について「⾃分の指が邪魔!!」と感じている読者諸君は、⼊⼿・使⽤を検討してみてはいかがであろうか。
記事中モデル:SASSAN
カバー写真、試⽤映像出演:原⽥涼那
協⼒:あすなろバレエスタジオ
伊丹迅
綺麗め女子、ネコ、風景を写真・映像で素敵に表現する作家、ドローンパイロット。「Panasonic S5/S1/S1R/S1H User’s Information Board」「Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K & 6K info」「DJI RS 2/RS C2, RONIN 使用者懇談会」「DJI MAVIC・SPARKオーナーズ」などのFacebookグループを管理運営する。徳島ドローン協会 設立者/事務局長。正体は悪魔音楽集団「ギロチン伯爵」主宰/ヴォーカリストの悪魔、デーモン獄長。
WRITER PROFILE
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