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ここ数年、ワイヤレス技術を使った製品の投入で映像業界に台頭してきているHollyland。
私は2021年の4月ごろにワイヤレスインカムシステムのHollyland「Mars T1000」という製品を当ラボに導入してから注目するようになった。Hollylandは現在、ワイヤレスインカムシステム、ワイヤレストランスミッター、ワイヤレスマイクという3分野を中心に無線伝送の技術を活かした製品を次々に発表している。
そんな中で今回は、映像を無線伝送するHollyland「Mars M1」についてレビューしたい。
Mars M1基本仕様
Mars M1はワイヤレストランシーバーとモニターが一体化した「ワイヤレスモニター」である。1台で、送信機(トランスミッター/TX)と受信機(レシーバー/RX)の機能を切り替えられるようになっており、対応する同社のワイヤレストランシーバーとの組み合わせで、送信機として利用するか受信機として利用するかを選択できる。
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ワイヤレス伝送に使われる周波数は5.1GHz~5.8GHz。もちろん技適の認証を受けており、日本国内においても屋外での使用が可能だ。H.264コーデックで12Mbpsで映像が伝送される。伝送距離は見通しで150mを謳っている。伝送遅延は0.08秒。30fps基準だと2~3コマほどの遅延に収まる。
モニターの仕様は、5.5インチ・タッチスクリーンを採用。アスペクト比は16:9で、輝度は1000nits、コントラストは1000:1。本体には、3G-SDI入力とHDMI入出力を備えており、送信機として使う場合は3G-SDIもしくはHDMIに入力されている信号をモニター画面に表示しつつワイヤレス送信し、反対に受信機として使う場合は受信した映像信号を画面に表示しつつHDMIから出力できる。
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なお、送信機として使う場合、SDIとHDMIを同時に挿している場合は、SDI入力が優先される。Mars M1内部で入力端子を選択する項目はないので、物理的にBNCケーブルを抜かないとHDMIには切り替わらない。HDMIの切り替わりには7~8秒掛かる。
また、SDIには出力端子が備わっていないが、HDMI出力へのクロスコンバートは可能になっている。もちろんHDMI入力からHDMI出力へのスルーアウトも行える。HDMI入力はHDMI 1.4bとなっており、UHD 4K 30fpsまでの信号に対応。ただし、映像伝送自体はFHDまでとなる。
電源は、ソニーのLバッテリー互換の充電池に対応。またDC入力端子も備えており、標準アクセサリーとしてD-tap to DCケーブルも付属する。さらに、カメラへ電源供給可能なDC出力端子も備わっており、使用するカメラに対応するカプラーやケーブルを自分で揃えれば、Mars M1に取り付けたバッテリーからカメラへの電源供給も可能になる。
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その他には、3.5mmのヘッドフォンジャック、1/4インチネジが底面と右側面、アップデートなどに使用するUSB Type-C端子が備わっている。
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モニター機能
Mars M1にはフィールドモニターとしての機能もしっかりと搭載されており、ヒストグラム・ベクトルスコープ・波形モニター・ゼブラ・ピーキング・フォルスカラー・拡大表示など標準的なモニター機能が全て備わっている。
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また、LUT表示にも対応しており、デフォルトでC-LogやS-Logに対応した3D-LUTのプリセットが入っている他、USBポートからLUTのインポートにも対応している。
さらに、2022年10月に発表されたファームウェアアップデートで録画にも対応。最大3分の動画を1クリップ保存できる。ただし、Mars M1にはSDカードスロットなどはなく内部ストレージに録画保存する形で、外部に取り出すことができず、さらに電源を切ると削除されてしまう仕様だ。どのように活用するかはユーザー次第だろう。
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使用感
さて、ざっくりとMars M1のスペックをさらってみたが、ここからは使用感をレビューしたい。実は筆者は、このMars M1が発売された2022年9月末から使用しており、すでにユーザーとなって3カ月ほどが経過している。その間、何度も現場に持ち込んで実践で使用している。
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今回、レビューするにあたってPRONEWS編集部からもMars M1の貸出を受け、Mars M1を2台使った現場を作ったり、また同時期にHollylandから発売されたMars 4Kも組み合わせてのワイヤレストランシーバー環境を作って、どのように使用できるか、どこまで現場に対応できるかを検証してみた。
そのため、レビューのためのテストではなく、ガチの現場使用から得た評価となることをあらかじめお断りしておく。
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Mars M1の2台使用
Mars M1を2台使った現場だ。この場合は当然1台が送信機、1台が受信機の役割となる。
セットアップとしては、パナソニックのミラーレス一眼カメラであるDC-GH6に外部モニター兼トランスミッターとしてMars M1を使い、ディレクター用モニターとしてもう1台のMars M1を利用。今回はMars M1からGH6に電源供給するケーブルを用意することができなかったため、Mars M1とGH6はそれぞれ別のバッテリーで駆動させている。
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まずは、モニター画質の良さが評価できる。私の場合、従来はATOMOS SHINOBI(以下:SHINOBI)をコンパクトさと画質の面からカメラの外部モニターとして使用してきたのだが、Mars M1はそれに比して遜色ない画質だ。実際にMars M1とSHINOBIの画質を比べてみると、両機共に似た傾向の描写。2機種を並べて比べてみてようやく、SHINOBIが少し色が鮮やかに出ていて、ホワイトの傾向にも差があるのがわかる程度だ。
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モニターとしてのサイズ感もほぼ一緒で、SHINOBIを利用しているユーザーは満足できる品質だ。
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また、1000nitsもある輝度のお陰で、屋外での使用でも視認性は高く、カメラモニターとしてもディレクターモニターとしても不都合のない映像確認が行えた。
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次に伝送に関して。住宅密集地でのロケだったが、基本的には安定した伝送を行えた。飛距離のテストを行ったわけではないが、ディレクターがカメラのそばにいてモニタリングしている範囲では途切れるようなことはなかった。
遅延の少なさは優秀で、通常のロケであれば2~3フレームの遅延は全く気にならない。むしろGH6を使用する場合はGH6のHDMI出力に5~6フレームの遅延があるため、そちらの方が気になってしまう。GH6とMars M1の組み合わせだと10フレーム近い遅延になってしまうので、被写体の身振り手振りやリップズレが大きくなり違和感を覚える。
今回投入したロケでは、あくまでもディレクターが画角などを確認するために使用したので、特にディレクターから遅延を指摘されるようなことはなかった。頑張れGH6!
バッテリーの保ちに関してだが、消費は早いと感じた。スペック上の消費電力は送信モード(TX)時は14.5W、受信モード(RX)時は10Wである。SHINOBIは5.2インチ 1000nitsというMars M1に近いモニタースペックを持っているが、こちらは最大7Wの消費電力となるので、Mars M1の送信モードだと倍以上の消費電力となる。
ラボのF970互換のバッテリーは6600mAh~8800mAhと容量にバラツキがあり、また劣化具合も様々なので具体的にMars M1でバッテリーが何分保つかを計測したわけではない。仮に8800mAhの場合だと4時間半ほど保つ計算になるが、実際の運用では上記のバッテリーのバラツキもあって朝から夕方までの1日ロケで4~5回はバッテリーチェンジをしていた感覚だ。
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Mars M1とMars 4Kの組み合わせ
Mars M1は、他のHollylandのワイヤレストランシーバーとの組み合わせも可能。対応製品は、Mars 4K/Mars 400S PRO/Mars 300 PRO。従来機を持っているユーザーも、手元の機材を活かしつつ、追加で Mars M1の導入が可能だ。筆者も、Mars M1とほぼ同時にMars 4Kも導入しており、こちらもすでに3カ月ほど使用している。現場では、実際にMars M1とMars 4Kを組み合わせた運用が多く、いろいろな案件で活用している。
最近の現場では、Mars M1(RX)x1/Mars 4K(TX)x2/Mars 4K(RX)x1で運用する場面があった。これはオーケストラ公演の収録で、カメラは4台=有人カメラ2台+無人カメラ1台+PTZ1台という組み合わせで、現場SWはなし、各カメラパラ収録。譜読みはありで、カメラマン間のインカムもあり、というちょっと変則的なシステムの現場だ。
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ここで、カメラマンが就いているカメラが同じ楽器パートなどを撮らないように、お互いの映像を確認し合うために、Marsシリーズを使って無線伝送した。
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図を見ながら無線回線をイメージしていただきたいのだが、まず私が担当した1カメはENGカメラのJVC GY-HC900CHで、このHC900からの映像をMars 4K(TX)[C]を使って、2カメのソニー PMW-300に取り付けたMars M1(RX)[D]に伝送。逆に2カメからMars 4K(TX)[B]を使って、1カメに設置した Mars 4K(RX)[A]に伝送した(アルファベットは図の表記に対応)。
つまり、Mars 4K→Mars M1という回線と、Mars 4K→Mars 4Kという2回線を作り、双方向でお互いの映像を確認し合えるようにしたのだ。カメラの設置位置は、1カメは2階席前方下手席、2カメは1階席センター後方中央だ。
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ちなみに、なぜ1カメの受信機がMars M1ではなくMars 4Kなのかというと、HC900のSDI-INに信号を入力してVF内で映像を切り替えて"リターン映像"として確認するためであり、Mars M1のモニター機能を必要としなかったためだ。
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Mars M1を返しモニターとして使っている2カメ側は、受信機とモニターを別々に用意する必要がないため、ケーブルレスなセッティングとなった。
音楽モノなので遅延の有無は気になる所だが、リターン映像として利用する範囲では2~3フレームの遅延は問題に感じなかった。また、Mars 4K同士で繋がっている私の1カメでは、遅延がMars M1よりもさらに小さい0.06秒の遅延であるので音と画のズレを意識することはなかった。
この現場はインカムも含めて完全ワイヤレスであり、ケーブルをホール内で引き回す必要がなかったので、セッティングも素早く少人数で行うことができた。
このオーケストラ収録の他にも、Mars M1とMars 4Kの組み合わせは多く、他の制作現場では、Mars 4K(TX)をカメラに取り付け、17インチモニターに取り付けたMars 4K(RX)とMars M1(RX)に同時に映像を伝送して、クライアントやディレクターに映像チェックを行ってもらったりしている。
Mars M1とMars 4Kは、1台の送信機(TX)から最大2台の受信機(RX)に映像伝送が可能となっている。
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また、専用アプリの"HollyView"をスマホやタブレットにインストールすることで、モバイルデバイスでのモニタリングも可能。アプリのみの場合は最大4台までの同時接続が可能だ。
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課題の考察
さて、こうしていろいろな現場で活用して行く中で課題がない訳ではない。
ひとつは伝送確立までの時間だ。Mars M1同士やMars 4Kとはペアリング設定を最初に行ってから接続を行う。これにより送受信機が起動すると自動的に伝送相手を見つけてチャンネルを選択し、映像の伝送が行われる。Mars M1は電源投入から映像伝送が確立されるまでおよそ90秒かかる。
これは電源を再投入したり、バッテリーチェンジした後の再起動後でも同様で、この接続に掛かる時間のためにロケが中断することがしばしばあった。この自動接続完了まで90秒というのは、Mars 4Kでも同様だ。これは日本の電波法に対応するため、DFS機能が働いているからだ。
DFS(Dynamic Frequency Selection)では、5GHz帯の電波を屋外で使用する場合に、周囲の電波状況を確認して電波干渉を起こさないか1分間ほど確認し、それから使用チャンネルを決定することが電波法によって定められている。
海外のYouTubeでのMars M1や4Kの紹介動画を見ていると接続まで20秒ほどで、それにプラス60秒程度なので、日本の電波法に対応するためのDFSが働いていることが分かる。つまりは、日本の電波法を遵守して技適を取得していることの証左でもあるので、屋外でも安心して使える機材だと言える。
また稀にだが、バッテリーチェンジなどをして再起動させたあと、90秒以上経過しても再接続されないことがあった。送受信機を並べている状況でも相手を見つけられていないような感じで、送信機をもう一度再起動するか再ペアリングすると接続できる。街中のロケだと、どういった電波が飛んでいるか分からないし、DFS機能によって停波することもあると思われるので、原因の究明は難しい。
ちなみに屋内での使用に限るならば、DFSの動作は不要なので、Mars M1 のチャンネルを CH1かCH2に固定すると良い。CH1とCH2 は屋内専用のチャンネルとなっており、この2つのチャンネルでは DFSは機能しないので、不用意に停波や再スキャンが起こる事が無いようだ。屋外と屋内で上手くチャンネルの使い分けを行いたい。
さらに、オーケストラ収録の時のように2回線(2波)を同時利用する使用方法には工夫が必要だった。
当初のセッティングでは、1カメ側のMars 4Kを20cmの範囲内でTX[C]とRX[A]を並べ、2カメ側のMars M1(RX)[D]と Mars 4K(TX)[B]は50cmの範囲内に設置していたのだが、この設営方法だと、2波を発報すると映像が乱れて、場合よっては映像がフリーズしてしまった。Mars各機はそれぞれの組み合わせでペアリングがしてあり、チャンネルも別々のはずなのだが、2回線分の送受信機が近接した状態で使用すると干渉が起こるようだ。
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現場で試行錯誤して、1.5~2mほどお互いを離して設置することで、なんとか2波同時使用でも実用上問題がない電波送受信状態となった。ちなみに、これは2回線使う場合のトラブルであって、1回線分の送受信機を並べて使用しても何の問題もないので、勘違いされないように!
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なお、リハーサルの時点でこういう状態だったので、観客が入った本番時に無事に2回線伝送できるか不安だったのだが、観客の有無に関係なく以降は安定して伝送できた(リハの時よりも安定していた程だ)。
ちなみに、Mars M1の伝送距離は仕様上は150mだが、実際の伝送距離はどうなのか?という疑問があると思う。残念ながらMars M1に関しては飛距離テストは行っていない。ただし、同時期に発売されたMars 4Kも同じく150mの伝送距離を謳っており、こちらは筆者のYouTubeチャンネルで飛距離テストを行っている。大阪・淀川の河川敷の直線道路で200m以上安定して伝送可能であり、Mars M1もこれに準ずるものだと認識している。
モニタリング機能に関しては、大変に充実した機能が備わっていて過不足はないように思うが、何点かは改善してほしいなと思う部分があった。
ひとつは、ゼブラやピーキングなどの調整値が数値で読めない所だ。Mars M1のゼブラ機能・ピーキング機能・アスペクトマット機能はスライダーUIを使って適用値を調整できるのだが、スライダー左右に0/100と書かれているだけで、現在値がいくつなのか分からないのだ。
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ピーキングやアスペクトマット(表示アスペクトの外を暗く塗りつぶす機能)は、好みでその濃さを調整すればいいが、ゼブラは具体的に何%のゼブラが適用されているのか数値で見えないと意味がない。私は基本的にはゼブラ100%派なので、スライダーを一番右にして"100"にしておけばよいが、例えば75%で使いたい場合は数値が出ないのでどこが75%か分からない。75%の白が表示されるカラーバーなどを入力してそこにゼブラが付くような調整方法が現状では必要になる。
あと、細かなことを言えばアスペクトマーカーの色を変えたい。私はVF内に100%マーカーを表示したいタイプで、Mars M1は16:9アスペクトでアスペクトマーカーを選ぶと100%マーカーとして機能してくれるのだが、この色が赤色のため録画時のフレームタリー表示と勘違いをしそうで、ちょっと怖い…。色を選択できるようにするか、せめて白色で表示して欲しいところだ。
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また、モニターの色温度設定以外は電源を切るとリセットされてしまうようだ。当てていたLUTもリセットされるので注意が必要だ。またフリップやアナモデスクイーズ表示機能なども、モニターやレンズのセッティング次第ではロケ中は常にその設定を使いたいことが多いと考えられるので、こちらも設定を維持しておいてもらいたい。
さらに細かなことを言えば、Mars M1は冷却のために空冷ファンが内蔵されおり、これがそこそこ高めの音でファンノイズを発する。
インタビューロケなどで、演者にピンマイクやブームでガンマイクを差し込んでいれば、気になるようなレベルではないと思うが、オンカメラのマイクだと確実にファンノイズを拾うだろう。
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ファンに関しては設定で[AUTO]と[OFF]が用意されているのだが、必要があって回転しているファンをずっと[OFF]にしておくのは不安だ。[AUTO]/[OFF]以外に[LOW]など低回転でファンが静かに回り続けてくれるモードなどがあってもいいかも知れない。
まとめ
Hollyland Mars M1の導入で、初めてモニター一体型トランスミッターという物を使ったが、これは大変に便利だった。現場のシステムをシンプルにしつつ効果的なモニタリングを行える点で、導入の価値は大きいと評価している。
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今は、他社含めてスマホやタブレットでワイヤレスモニタリングできるシステムもいくつかあるが、電源を入れてクライアントやディレクターに渡しておくだけで確実にワイヤレスモニタリング機能が働いてくれている簡便さが、現場で余計な手間を増やさなくて良いと実感した。
また、ミラーレス一眼カメラを使って撮影するときに外部モニターの併用というのは、ほぼ必須化している。外部モニターとトランスミッターを別々に…となると、取り付け機材が多くなって重量も増える上に、バッテリーも複数個必要で運用が大変になる。
Mars M1を使えば、モニターとトランスミッターを1つのデバイスに集約できる上に、カメラへの電源供給も行えるため、バッテリーを減らすこともできる。消費電力の大きさに対しては、例えばNEPのLi-D970HEなど高容量・高負荷対応バッテリーを使えば、Mars M1とカメラにバッテリー1本で長時間の電源供給も可能になるだろう。
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あと、Mars M1 に是非とも欲しい機能がある。それが電波を発しない 純粋にモニターとして使える 「モニターモード」だ。Mars M1のモニター表示は大変に綺麗で、トランスミッターの機能が不要な時でもモニターとして使いたいシーンがある。
特に、5インチクラスのモニターでSDI入力がある製品というのは今や貴重で、ATOMOS SHINOBI SDIに代わるモニターとして使いたいユーザーもいるだろう。しかし、現状のMars M1は電波を止める機能はなく、かつ有線入力した映像を表示するためには消費電力が14.5W掛かる「送信機モード(TRANSMITTER)」を利用するしかない。
もしも、電波を利用しない状態でモニターとしてのみ機能させられれば、受信機モードの消費電力から考えると、受信信号のデコード処理などもしなくて良いはずなのでSHINOBIと同等の7W程度の消費電力で収まるかも知れないのだ。是非とも、バージョンアップでモニターモードを新設してほしい。
さらに後継機種では、4K伝送に対応した上で、SDカードへの録画機能なども搭載されるかもしれない。4Kでの伝送技術はすでにMars 4Kでその技術力を示しており、またMars M1のバージョンアップによって録画機能も限定的ではあるが実装できている。
次世代機では、モニタリング・伝送・録画という機能が1つの筐体で可能になるかも知れない。
筆者は、Hollyland製品ではワイヤレスインカムのMars T1000/Solidcom C1、映像トランスミッターではMars M1/Mars 4Kのユーザーである。気がつけばこの1年あまりで一気にHollyland製品が増えて、自分の映像制作の現場を劇的に変革してくれた。
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Hollylandは中国・深センに本社を置く会社だが、日本国内へのプロモーションも活発で、アフターサービスもしっかりとしているメーカーだと評価する。さらに現場ユーザーからの意見吸い上げにも積極的で、その対応力や開発力も強力で迅速だ。
Hollylandには、これからも映像制作の現場を快適にする、無線伝送技術を使った画期的で先進的な製品の開発を期待したい!
WRITER PROFILE
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