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ブース情報/見所・出展商品
地上ディジタル放送の受信エリアは,2007年末には全国の約92%まで広がる予定です。しかし,2011年7月24日の地上ディジタル放送完全移行までに,山間部や離島など60万もの難視聴世帯が残るといわれており,放送インフラの整備が急がれています。 マスプロ電工は,「Inter BEE 2007」において,地上ディジタル放送の中継局間をマイクロ波伝送する送受信装置や,地上ディジタル放送波を再送信するギャップフィラー装置を展示します。これらの放送関連機器は,長年培った高周波技術や,実績のある衛星放送用ギャップフィラーシステムのノウハウを活かし開発したもので,難視聴地域や電波不感地域への放送インフラのソリューションシステムとして期待されています。
出展商品
IF伝送方式無線回線装置(TTL※)
親局(都道府県の中心部をエリアとする高出力局)から送られる地上ディジタル放送波を,マイクロ波で中継局間を伝送する放送中継用の送受信装置で,日本放送協会(NHK)の技術指導のもと開発しました。
主な特長として,内部ユニットの共通化と1パイロット方式により,小型化と省電力を実現。また,既設中継局に導入しやすいよう,設備に合わせて屋外・屋内(ラック設置)設置を可能にするなど,地上ディジタル放送機器導入のコスト削減が図れます。開催期間中は,測定器やテレビを使い,伝送信号品質の良さをアピールするための実演展示を行います。
※TTL:Transmitter to Transmitter Link(放送所と放送所を結ぶ番組を伝送する回線)
ギャップフィラー(極微小電力再送信)装置
地上ディジタル放送の電波が届きにくい山間部やビル影・地下街などに向けて,電波を再送信するシステムです。本装置は,株式会社NHKアイテックと共同開発したもので,ヘッドアンプは,RF出力(同軸ケーブル伝送)と光出力(光ケーブル伝送)の2タイプをラインナップ。送信機は光入力とRF入力があり,それぞれ出力が10mWと50mWタイプを選択できます。また,対策エリアや設置場所に応じて選択できる送信アンテナや,長距離伝送を可能にする光増幅器など,伝送距離や施設規模に応じてシステム構築ができるギャップフィラーシステムをご提案します。