NECは報道トータルソリューションをアピール
NECでは、昨年に引き続き、編集、送出、キューシート作成/OTCシステム、アーカイブの各システムを取り入れたワークフローを展示し、新製品ハイブリッドメディアサーバ「Armadia」とアーカイブストレージを初公開している。 今までは他社製品のシステムをソリューションに採用していたが、今回の新製品は自社製。 Armadiaは本体ユニットのほか、ストレージをハードディスクおよびフラッシュメモリから選択できるハイブリッド型のメディアサーバ。 1つの5U筺体には最大8チャンネルまでのエンコード・デコードボードが搭載可能だ。対応フォーマットは現在MPEG2HDのI-OnlyとLongGOP(4:2:2/4:2:0)で最大100Mpbsまで対応できる(今後、AVC-IntraといったH.264フォーマット対応も予定している)。 NECはこのメディアサーバを採用しての番組バンクやニュースサブシステムのインテグレーションを可能としている。 また独自のエンコード/デコード技術として、H.264とMPEG2の兼用デコーダチップセットを開発。 このチップセットを搭載したボード「VD-7500」とボックスタイプ「VD-7700」やH.264のエンコーダ「VC-7700」を初展示している。