パナソニック、P2ポータブルレコーダーを出展
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パナソニックは、AVC-Intra(50/100)、DVCPRO HD、DVCPRO 50、DVCPRO、DVに対応したメモリーカードポータブルレコーダーAG-HPG20を初出展。前面にP2カードスロットを2スロット持ち、背面にHD/SD-SDI入力/出力とDVCPRO/DV用のFireWire端子を各1系統持つ。大きさは、片手にひょいと載せられるくらいのサイズ。SD/HDのアップ/ダウンコンバート、HD/HDのクロスコンバートも可能なほか、USB2.0端子に接続した外部ハードディスクにあるP2コンテンツのプレビューもできる。バッテリー駆動も可能なので、モバイル利用での活用範囲も広そうだ。
P2HD Varicam AJ-HPX3700Gを公開
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パナソニックが4月のNAB Showで発表を行ったP2HD Varicamがついに発売となった。シネマタイプのカメラで肩載せ型に落ち着いてしまったのは残念だが、220万画素CCDとP2HDのAVC-Intraコーデックの組み合わせで、10bit 4:2:2サンプリングによるフルネイティブHD1920x1080の録画が可能なAJ-HPX3700Gに注目が集まった。デュアルリンクHD-SDI経由で10bitRGB4:4:4のライブ出力ができるほか、Varicamの特徴である可変フレームレート収録は30fpsまで1フレーム刻みで設定できる。60fpsまでの可変速とフレームレートコンバータなしでスピードエフェクトの確認が可能なAJ-HPX2700Gも公開されている。
9月に発売したばかりのAVCCAMをデモ
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パナソニックが業務用カメラのメディアに選択したのは、大容量で高速なメモリを手に入れやすいという理由からSDHCカードだった。昨年のInter BEEではコンセプトモデルを参考出展していたが、今年9月に発売となった。AVCCAMシリーズとして投入されたハンディ型のAG-HMC155は、記録コーデックにAVCHDを採用している。業務用ということで、最大ビットレート24Mbps、平均ビットレート21MbpsのPHモードも選択できる。32GBのSDHCカードにフルHD解像度で180分の収録が可能だ。Varicamを持つパナソニックらしい取り組みとして、2種類のシネライクガンマを含む7つのガンマカーブを搭載している。35mm換算でワイド端28mmの13倍ズームというのも使いやすそうだ。
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