計測技術研究所は、UDR-D100ディスクレコーダー製品を活用した非圧縮2K撮影ワークフローを紹介した。UDR-D100は撮影・収録用マガジン型レコーダ。ビデオ系12V・映画系24Vの外部電源入力に対応するほか、筐体サイドにあるVマウントにバッテリーを装着して利用できる。メディアパックはHDD方式とフラッシュメモリ方式を採用。ビデオフォーマットは2048×1080/24,23.98p/fps、1920×1080/60,59.94,50iおよび30,29.97,25,24,23.98p/fps、1280×720/60,59.94,50,30,29.97,24,23.98pのほか、フラッシュパック使用時は1920×1080/60,59.94,50pも扱うことができる。ARRIデータモードやパナソニックVaricamにも対応している。ブースでは、撮影時のスタイルと、編集・アーカイブ段階のソリューションに分けて必要な機器を提案した。
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4K制作面の展示としては、シャープ製フル4K液晶ディスプレイを使用して、4096×2160/60Hzのコンテンツを再生していた。幅4096ピクセルの液晶パネルを作っているのは、国内ではシャープだけである。
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HD収録の効率化面では、AJA Video Systemsのビデオカメラサポート製品の新製品Ki PROを展示した。カメラやプレーヤーのHD-SDI/HDMI/アナログコンポーネント出力信号を使用して、AppleのFinal Cut Studio2で利用される制作用コーデックProRes422を生成して収録できる製品だ。
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