Matthews Studio Equipment社は、三脚やカメラなどに取り付ける撮影補助機材MICRO gripを出展した。MICRO gripは超軽量小型のアームと関節の組み合わせで出来ており、手軽に且つ自由にシステムが組み上げられる。これをパーツ単位で組み合わせることで、REDカメラから始まったカメラサポート機材の多様化にいち早く対応する事が可能になる。
MICRO gripのアームは鉛筆程度と極めて細く、関節部分もコンパクトだが、その耐荷重量は20ポンド(約9キログラム)。大抵の小型機材なら取り付け可能な十分な強度と言える。
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上記MICRO gripは、同社製MICRO Mountsと組み合わせることで、小型軽量なカメラサポートシステムを組み上げることが出来るように設計されている。
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MICRO Mountsは、ボール間接によるフレキシブルな可動域が特徴で、これによりパーツ点数を減らし、従来の雲台に比べて大幅な小型化と重量軽減を図っている。小型軽量ながらもショルダータイプ程度の中型カメラであれば充分に搭載が可能な強度を持っており、これを用いることで、カメラサポートシステム全体の大幅な重量削減と低コスト化を図ることが出来る。
日本の映像業界でも始まった、昨今のファイルベース&小型高性能プログレッシブカメラのカメラサポートシステムにおいて、自由度の高いMatthews社のこれらのシステムは、大きな役割を果たすことが出来るのではないだろうか。
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