映像の要「カメラ」を探求する!
キヤノンEOSの登場によりデジタル一眼を映像制作に利用することが多くなってきた。デジタル一眼は大型の撮像素子を搭載しており、映画のような画像が得られ、かつ非常にローコストでシステムを揃えることも可能だ。キヤノンだけでなく今年は、ソニーやパナソニックもこうした領域にカメラを投入してきた。
一方、小型カメラは各社から様々なフォーマットの製品が発売され、ファイルベースやMXF対応など業務用として本格的な運用へ向けてコマを進めているほか、2眼式の3Dカメラなど従来なかった新しいジャンルへの挑戦もはじまった。Cコースでは、こうした映像の入り口である様々なカメラを中心に今後の制作環境を占ってみよう。
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アストロデザイン
(ブース#5613)
AH-4410 |
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4K解像度の高精細カメラAH-4410はすでに水中撮影などに使用され、着実に実績を積んでいる。とくに同社の非圧縮レコーダーやIP伝送システム、ディスプレーなどと組み合わせることで、4Kトータルワークフローを展開できる。また、3Dのシステムも撮影から伝送までのシステムを展開、こうした撮影システムのほか、信号発生器など各種測定器も同社の主力商品だ。 |
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ソニー/ソニービジネスソリューション
(ブース#6311)
PMW-500ほか |
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ソニーは、撮影から編集、アーカイブまでのトータルワークフローをファイルベースで行うためのシステムを出展。今年は、ワークフロー×クオリティーをテーマにPLマウントのレンズを装着可能なHDCAM-SRカムコーダーSRW-9000PLやXDCAMメモリーカムコーダーPMW-500のほか、2眼レンズ3DショルダーカムコーダーやマルチイメージプロセッサーMPE-200関連アプリケーションソフトウェアとしてバーチャル3Dカメラソリューションや2D/3Dコンバーターソフトなどの出展を予定している。 |
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パナソニック
(ブース#7210)
AG-AF105 |
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マイクロフォーサイズのレンズマウントと4/3型の大判CMOS撮像素子を採用したAG-AF105や2/3型CCDを搭載した放送用AVC-Intra 100カメラAJ-HPX3100、一体型二眼式フルHD 3DカメラレコーダーAG-3DA1といった注目の新製品を出展予定。特にAG-AF105は価格的にも100万以下とされており、REDよりローコストでシネスタイルのシステムを組むことができるのでその実力は一見の価値があるだろう。 |
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池上通信機
(ブース#8312)
GF series |
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ファイルベースで番組や素材などの情報を管理するAssetGWSや素材・編集サーバーシステム、コンテンツ情報や映像、音声などのデーターを一元管理できるiSTEP+による効率的なファイルベースワークフローの提案が行われるほか、小型デジタルビデオスイッチャー、伝送装置などの出展を行う予定。ほかにも、GF seriesやHDTV 3Dアプリケーション、3CMOS超小型フルハイビジョンカメラMKC-300HDなどの出展が予定されている。
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キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン
(ブース#8411)
XF300/XF305ほか |
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キヤノンブースは、FULL HD IMAGING EYE-LANDをテーマにファイルベースビデオカメラXF300/XF305や先般開催されたIBCで出展したXF105/XF100の展示もあるのではないかと予想される。またEOSの新製品、放送用レンズ、パンチルトシステムなどを出展。また、セミナーコーナー/3D撮影コーナーにおいて、3D撮影機材のご紹介、ファイルベースビデオカメラ。EOSMOVIEのワークフロー・導入事例を紹介する予定。 |
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日立国際電気
(ブース#8409)
Datacam E2 |
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2008年に中央電視台に納入されたDatacamシステムは、国際精華と日立国際電気が共同開発したテープレスのシステムで、北京オリンピックや上海万国博覧会などで活躍した。今回はその改良版がDatacam E2のシステムが国際精華から発表された。カメラレコーダーHDC-680MPやポータブルレコーダーHDDP-180LE、HDDE-980LEなどのほかデジタルFPUやファイル伝送装置、超低遅延コーデック装置などが出展される予定。 |
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ナックイメージテクノロジー
(ブース#8207)
ULTRA Camほか |
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REDキラーともいわれているARRI社ALEXAがカメラとしてはもっとも注目されるが、ZEISS CompactPrime Lensesといったレンズや独自のアルゴリズムにより屋外モーションキャプチャを世界で初めて実現したMAC3D Raptor、ARRIのLED照明PAX Panel Kits、LED パネルライトCaster seriesなども撮影に必要なアイテムとして注目したい |
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ノビテック
(ブース#8201)
ハイスピードカメラ |
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Phantom社のハイスピードカメラは、140万/秒の超高速度・高感度モデルPhantom V710のほか、一眼デジタルカメラタイプのハイスピードデジタルカメラ Miroシリーズなど多彩なラインナップがあるが、今回、フルHDの超高画質ハイスピードカメラPhantomFLEXが登場。新型高感度センサーを採用し、従来品(PhantomHD)に比べ約6倍の感度アップを実現。より少ない照明でのハイスピード撮影が可能になった。また、PhamtomHDGOLDを2台使った3Dハイスピードカメラシステムの実演を予定している。 |
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FAシステムエンジニアリング
(ブース#7201)
3Dカメラ |
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2台のハイビジョンカメラユニットを、コンパクトに組み込んだ一体型二眼式3Dカメラや3D-Surge Camなどを出展予定。医療用の3Dシステムとして実績のある同社のシステムだが、HD-SDIに対応したビデオ業界に求められる高精細3D機器などの映像伝送システムや3D撮影・伝送システムを出展予定。 |
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NHKメディアテクノロジー
(ブース#7202)
3Dカメラシステム |
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制作システムや3Dコンテンツの制作、プロダクションや、イベント施設のシステム設計などを手がける同社だが、3D制作におけるハーフミラー方式や平行方式のカメラシステムの開発も行っている。これまでの取り組みを通して蓄積した3D技術を中心に、独自開発の3Dカメラ周辺機器や制作の3Dコンテンツを展示する。今回展示する3D制作システムは、今後販売も行っていく予定である。3Dに関しては、アナログハイビジョン時代から実績があり、老舗といえる存在である。 |