映像制作の初心者向けとは、基本的なポイントを押さえること
Dコースでは、映像制作の初心者向けに設定している。ここを押さえておけば、今の映像の世界が俯瞰できるようになっている。初心者と銘を打っているが基本を押さえるという意味でもある。さて、「映像制作」の世界も多種多様で多くの人が携わっているのは言うまでもない。じっくりと編集して作り込んでいくものや、ライブで素材を組み合わせていくものなど。ここでは映像のトレンドとなっているリソースを核にしながらも、番組/CM/PV(プロモーションビデオ)の制作で活用するものだけでなく、デジタルシネマ撮影や、ライブストリーミングなど、映像制作分野を幅広く俯瞰できるような構成にしているので明日のお仕事に役立ててもらえば幸いだ。
1 | ローランド (ブース#4601/5104) V-1600HD他 |
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映像も音響も合わせてすべての同Rolandブランドに統一した同社では、音響4ホールと映像5ホールの通路をまたいで2ブース出展と製品群と合わせても面白い構成になっている。ほぼ全ての入出力を備えた新製品のオールインワン・マルチビデオスイッチャーV-1600HDを始めとして、同社のREAC機器と、他社製品のMADIとの互換性を可能にするコンバータの新製品S-MADI、またマルチカメラのスイッチングを省スペースで可能にする、マルチビューワー/スイッチャーの新製品MVS-15などを中心に今年も多くの新製品が展示される模様。噂ではさらに次世代の映像制作プラットフォームに向けたソリューション機器を展示。 |
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平和精機工業
(ブース#5412)
RSシリーズ |
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実は撮影においては三脚が重要な役割を果たすのは言うまでもない。そこで押さえておきたいのが平和精機工業~LibecのRSシリーズだ。NAB2010で発表されたRS-250は、低温特性を兼ね備えた本格的三脚システムでありながらリーズナブルな価格で圧倒的なコストパフォーマンスを実現したRSシリーズ共通の特徴を備えているほか、優れたパン&ティルト性能を達成している。上位機種にも劣らない秀逸な三脚である。特に無段階カウンターバランス機能を搭載しており、ほとんどの小型ビデオカメラに対応可能している。そんな唯一国産メーカーで世界でも有数のシェアを持つLibecブランドを体験してほしい。 |
3 | ソニー/ソニービジネスソリューション (ブース#6311) VEGAS Pro 10、PMW-500など |
| やはり押さえておくべき要であるソニー。ソニービジネスソリューションという新体制になってから初の大規模展示となる。カメラの部分でいえば、35mmアフォーダブルカメラ、2眼式ショルダータイプ3Dカメラなどの業務用カメラ新製品に注目。ソフトウェアでいえば、10月にリリースされたばかりのVegas Pro 10が、3D制作機能に対応している。またCanon EOS 5D MarkⅡなどデジタル一眼動画ファイルの扱いが非常に軽いこともトレンドを押さえた部分といえる。
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ブラックマジックデザイン
(ブース#6417)
Resolve for Macなど |
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年々出展ブースが巨大化するブラックマジック。世界各国の展示会でもその巨大化の勢いは止まらず、ブース面積を大きく拡大して来た同社。このInterBEEでも勢いは健在のようだ。DaVinciはテレシネのカラコレとして最高峰の地位を確立していたが、Blackmagic Designに買収され、Mac版としてリファインされた。ソフトウェアであるDaVinci Resolve が手ごろな価格になり、今まで高嶺の花であったハイエンドのカラコレがかなり身近になった。それに続き、スイッチャーメーカーの老舗EchoLab(エコラボ)を買収し、オリジナルブランドATEM スイッチャーなどを日本初展示予定。その他、DeckLink HD Extremeなどのビデオボード製品群も3D対応すなど同社が扱う製品が一堂に会する。
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5 | パナソニック (ブース#7210) AG-AF105 |
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3D制作に一石を投じた2眼式3DカメラAG-3DA1で大きく業界をけん引する同社。P2HD、AVCCAMのラインナップなどファイルベースに関するソリューションを網羅していることは言うまでもない。今回特に注目すべき点は、海外では正式発表されているマイクロフォーサーズレンズ交換式カメラAG-AF100シリーズ(AG-AF105)の国内初お披露目だろう。4/3レンズ以外にマウント変換で多彩なレンズを利用でき、DSLR的な被写界深度を得られることが売りだ。またデザイン的にも特徴的な筺体をしている新時代のカメラと言える。またこのAG-AF100からはバリアブルフレームも1080/収録に対応、1080フルHDでのバリアブルフレームレート収録を20段階の設定から収録可能になる。
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トムソン・カノープス
(ブース#7415)
EDIUS 6 |
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10月に発表されたばかりのノンリニアビデオ編集ソフト「EDIUS 6」に注目。前バージョンより約2年ぶりのバージョンアップは、100以上の新機能が搭載された。リアルタイム性能を高速化や1080 50/60pや4kなど、フレームレートや解像度に捕らわれない自由なプロジェクト設定が可能になった。またXDCAM 4:2:2やキヤノンXFなどのMXF読み込み機能やプロキシ編集機能を搭載した「EDIUS Broadcast」はターンキーシステム仕様として供給される模様。その他、アップ/ダウンコンバートを行う新しいコンパクトコンバーター製品群ADVC Gシリーズも展示。
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7 | キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン (ブース#8411) XF305/300 |
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デジタル一眼動画の震源地であるキヤノンで、各分野に分けて製品を展示予定。ビデオカメラでは、この春に発表され評判のMPEG2 4:2:2 50Mbps収録可能なXF305/300の展示。またその関連ライナップの新製品なども出展されると思われる。またデジタル一眼動画では、新商品60Dを中心としたEOS MOVIE関連を強化した展示を展開。業務用レンズでは、昨年技術展示されて話題を呼んだ、世界初の防振機能付きHDポータブルズームレンズ HJ15e×8.5Bが製品版として初出展。またワイヤレスレンズコントロールボックスWB-10T/WB-10Rなども展示予定されている。
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| IBC2010で発表されたAJA Video Systems社KiPro miniが日本初登場。KiProの衝撃も冷めないうちにminiの登場はさらなる衝撃。miniの機能は、KiProそのままで、エアクラフトアルミ製で筐体を小型化しカメラ等への取り付けを基本としている。CFカード2スロットを装備し、コンパクトフラッシュを使用しての10bit 4:2:2 フル解像度のApple ProRes 422収録が可能。その他の新製品では、ビデオ・オーディオ入出力ハードウェア「KONA 3G」に注目。SD/HD/Dual-Link HD/3G/2Kに対応、10bit非圧縮対応3G/HD/SD SDI入出力、民生用3DディスプレイでのS3Dモニタリングを可能にするなど豊富な入出力端子を装備。 |
9 | IPTV・モバイルTVクロスメディアゾーン (ブース#7001〜8103) IPTV |
| 昨年より新設されたパビリオン群。もう目の前に迫ってきた地デジ化とそれに伴う全面地デジ化以降の映像ビジネスはどうなるのか?確認する場といえる。当然コンテンツの重要なデリバリー方法としてIPは欠かせない。放送・映像分野の立場からみたIPの活用を図る上で見逃せないゾーンになっている。まだ商品化されていない最先端の技術や製品がここでは一挙に見ることができる。少しばかり先の未来をここで先取りしておくことも有効だ。
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