先に国内では発売になったVR-5と今夏発売の新製品VC-30HDのほか、REAC対応のレコーダーR-1000と48chオーディオミキサーM-480などを新製品として出展。
VC-30HDは、アナログコンポジット、Sビデオ、RGB、HDMI1.3、i.LINK接続のHDVやDV、MPEG2をUSBとi.LINKに変換・出力できるコンバーター。USBとi.LINKは同時出力されるので、USB接続したPCでUstreamなどに配信しながらi.LINK接続したBlu-rayレコーダーなどに記録することができる。ノンリニア編集システムのi.LINK出力をVC-30HD経由でBlu-rayデッキに接続、変換処理せずにダイレクトにBlu-ray制作といった使い方もできる。オーディオはアナログ、AES/EBUデジタルオーディオに対応している。先に発売となったVC-50HDはHD/SD-SDIに対応しているがVC-30HDは対応していない。ちなみにこうしたビデオ関連機器は従来EDIROLのブランド名だったが、昨年よりRSSやEDIROLのブランド名はなくなりRolandに統一されている。
M-480は同社のV-Mixerシリーズの最上位機種となるもので、新開発のミキシングエンジンを搭載し、音質調整に必要な基本性能を強化したほか、REACによる、配線の簡素化や伝送ノイズの低減などを特徴としている。また、2台のM-480をカスケード接続して96ch入力に対応し、シーンやレイヤーなども連携可能としている。
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様々な入力に対応したコンバーターVC-30HD。ライブ配信や収録、バックアップなど多彩な用途で活用可能
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V-Mixerシリーズの最上位機種48chオーディオミキサーM-480。すべての入力チャンネルに4バンドフルパラメトリックEQやノイズゲート、コンプレッサーを搭
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REAC機器とダイレクトに接続可能な48chレコーダーR-1000。収録データーは、Broadcast WAVフォーマット(BWF)でリムーバブルHDDまたはSSDに記録することができる
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ライブ放送/収録に必要な機能をコンパクトに凝縮したVR-5。タッチパネル式のディスプレーを2基搭載しており、直感的な操作が可能
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