液晶テレビの自由な設置をアピール

シャープブースでもっとも目を引いたのはフリースタイルAQUOSの展示。フリースタイルAQUOSとは、主にディスプレイ部とチューナー部を分離した液晶テレビで、ディスプレイ部は軽くて薄い、狭額縁スタイルが特徴の液晶テレビシリーズだ。

ステージ脇では、スタンドから液晶テレビ本体の取り外しを体験できるコーナーが設置されていて、テレビの軽さや壁掛けの快適性をアピールしていた。ブース内でも稼動した液晶テレビを持ち歩いて軽さや自由度をアピールしていた。女性が動いている液晶テレビを持って実際に歩いている姿を見ると本当に驚く。

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AQUOS F5の壁掛け設置を体験できる。ディスプレイ部が軽量なので設置が容易だ


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AQUOS F5シリーズの20インチモデル。重量は2.5キロ。上部にハンドルが付いていて、このフックで持ち歩いたり壁掛けが可能だ


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AQUOS F5シリーズの32インチモデル。ディスプレイ部の重量は5.5キロ

次世代液晶技術の展示

ブース正面と側面では、現行のフルハイビジョンの4倍の解像度を持つICC 4K液晶テレビとスーパーハイビジョンに対応する直視型85V型液晶ディスプレイの展示が行われていて、多くの人が足を止めてクオリティを確認していた。

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フルハイビジョンの4倍の解像度を持つICC 4K 液晶テレビとフルHDテレビの比較。劇的ではないものの、確かにICC 4K 液晶テレビのほうが品質が高い


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2020年の試験放送を目指し研究開発を進められている直視型85V型液晶ディスプレイを体験できるコーナー。画素数はハイビジョンの16倍に相当する約3,300万画素(横7,680×縦4,320画素)の映像を体験することが可能だ