今年のパナソニックはLink together Link to the future ~Evolving AVC-World~をコンセプトにP2HD シリーズやAVCCAMシリーズのほか、LTOアーカイブシステムやデジタル映像修復サービス、3D HD映像ソリューションなどを出展した。また期間中幕張メッセ国際会議場コンベンションホールBにおいてテクニカルスイート会場を設置し、レンズ交換可能なAVCCAMメモリーカードカメラレコーダーAG-AF105による様々なアプリケーションや撮影スタイルの紹介、Ustreamによる番組をライブ配信した。
いち早く一体型の3Dカメラを市場に投入したパナソニックの第二弾一体型二眼式3DカメラレコーダーAG-3DP1G。ズーム域をワイド・テレ側とも拡大したほか、3Dアシスト機能の充実を図り、より使いやすくなった。
P2メモリーカードポータブルレコーダーAG-HPD24。1080/24PsFに対応したSDI入出力を標準装備したほか、9ピンリモート端子を装備することでVTRライクな運用も可能。また3Dリグ式カメラや3DカメラAG-3DP1などからのデュアルHD SDI(L/R映像)信号を2台のAG-HPD24で同期収録することができる。
ライブスイッチャーAV-HS410N。標準で9系統(SDI×8+DVI×1)、オプションボード装着時13系統の入力が可能なHD/SD対応の1M/Eライブスイッチャー。出力はSDI×5とDVI×1に対応している。イベントメモリーの映像効果を事前に確認できるメモリ―プレビュー機能などユーザーインターフェースや操作性の向上が図られた。
マルチフォーマットカメラAK-HC3500にビルドアップユニットAK-HBU3500を装着し、スタジオカメラ仕様にしたもの。箱型レンズの装着の他、光ファイバーケーブル接続でマスターセットアップユニット AK-MSU935や、リモートオペレーションパネル AK-HRP935によるコントロールやセットアップが可能。
メモリーカードカメラレコーダーP2ハンドヘルドAG-HPX250。NABでAVCCAMのAG-AC160やAC130とともに発表されたもの。HD記録コーデックAVC-Intraをハンディカメラとして初めて搭載したモデルでAVC-Intra100(1920×1080・10bit・4:2:2)やAVC-Intra 50(1440×1080・10bit・4:2:0)の記録が可能。
メモリーカードカメラレコーダーP2カムAJ-HPX3100G。ビデオエンコーダーボードAJ-YDX30Gオプションボード装着により高画質プロキシ映像とワイヤレスLANオプションに対応になった。なお、これらオプションを利用するにはファームのアップデート(AJ-SFU3100G)が必要。
ワイヤレスLANオプションAJ-WM30を搭載することで、カメラ本体のステータス表示などが端末に特別なソフトをインストールしなくても対応できるほか、端末にPCやMacを使用した場合はプロキシデータの保存も可能。