主にポストプロダクションで使用されるノンリニア編集ツールやソリューション、周辺器機を巡るコース。斬しくBlackmagic RAWやProRes RAWに対応した編集ソフトや、HDRコンテンツ作成のソリューションを見て回ることができる。

01 EIZO[#7510]

今年はグループ会社のカリーナシステムと共同出展。EIZOの主な展示製品は、ColorEdge PROMINENCE CG3145-BSや、ColorEdge CG319X、ColorEdge CS2740、FORIS NOVA。

カリーナシステムからは、追っかけ編集システム「MEDIASYNERGY CLIPPER」、LAN/RS-232C制御リモート雲台「PT-LAN50」、4K60p対応IPネットワークカメラ、オンエア映像局内同時配信システムを展示する。

展示の目玉は、新型HDRリファレンスモニターだ。入力端子にSDI端子を搭載し、HDR画質の再現性や操作性も大きくバージョンアップしたCG3145-BSの後継機種が展示される。

02 さくら映機[#7413]

ワークステーション1台で収録からファイル出力までをカバーする8K/60p対応のリアルタイム編集システム「8K Prunus」を展示。

4K60p×4回線収録のリアルタイム追っかけマルチカム編集システム「Super 4K Prunus」の特別展示や、各種カメラによるHEVCコーデックにネイティブ対応し、4K/HD-SDIからの編集プレビュー同時出力に対応した「4K Prunus Ver2.0」の展示も行われる。

ブースでは、実際の8K番組を制作する8K番組制作ワークショップを開催。タイムテーブルは同社Webサイトを参照してほしい

(以下、さくら映機Webページより引用)

  • 日程:11/13、11/14、11/15、11:00〜、13:00〜、14:30〜、16:00〜
  • 8K番組制作ワークショップ「8K映像がみた東京の今 -MIXTURE TOKYO 2019- 」
  • 演出:時蔵株式会社 / 技術協力:株式会社NHKテクノロジーズ / 企画支援:清原 潤

03 グラスバレー[#7313]

報道編集で高いシェアを誇る「EDIUS」、カラーグレーディングを含むポストプロダクションツールの「Rio」を展示。共に日本で開発する両編集システムの最新バージョンをリリース。さらに、8Kに対応するEDIUSの最上位モデルも紹介する。

また、ライブ中継の現場と局内設備をIPで接続、現場に持ち込む機材とライブ制作の効率をアップするEnd to End のIPソリューションを展示。海外のリモートプロダクション事例も紹介する。

04 AJA Video[#7312]

IBC 2019で発表された3G-SDI HD/SDビデオ信号のフレームシンクロナイザー「FS-Mini」や、12G-SDI接続対応でHDR/SDRのモニタリングとアナライズに対応する「HDR Image Analyzer 12G」などの新製品を展示。

今年4月に発表されたマルチチャンネルH.264HD/SDレコーダー&プレイヤー「Ki Pro GO」、openGear準拠でビデオフレーム同期に対応する「OG-FS-Mini」、スケーリング/スキャニング変換を拡張する「OG-ROI-DVI/OG-ROI-HDMI」、H.264の収録/配信にボタン一つで対応する「HELO」など、最新の製品群を組み合わせたソリューションを見ることができる。

05 アビッドテクノロジー[#6210]

ブース内のビデオステーションでは、最新のMedia Composer 2019、Avid Cloud SolutionおよびFastServe Streamなど最新のクラウドソリューション、J-Newsのデモ実演を行う。

Media Composer 2019は、フリーのエディターからCMや番組・映画製作者向け業界スタンダードのノンリニアビデオ編集ソフトウェア。プロ仕様のビデオ編集、エフェクト、タイトル作成、カラー、オーディオの各種ツールが幅広く備わっており、ストーリーを完璧に磨き上げることができる。

ブース内ステージにて、ハリウッドから海外スピーカーゲストによる講演、国内スピーカーゲストによる様々な事例紹介の他、製品最新情報のご紹介などを行う。タイムテーブルはアビッドWebページを参照してほしい

(以下、公式サイトより引用)

  • 【海外ゲスト講演】Guest Speaker: 映画 ゾンビランド:ダブルタップ編集
  • 【国内ゲスト講演】8K HDRショートフィルム「Three Trees」 制作ワークフローの紹介
  • 【国内ゲスト講演】高校野球の臨場感を伝える、Pro ToolsとFlux Spat Revolutionを使ったケーススタディ
  • 【国内ゲスト講演】WOWOWのイマーシブサウンドへのアプローチ
  • 【国内ゲスト講演】過去のREBECCAライブコンテンツを利用した、最新イマーシブサラウンドミックス制作秘話とテクニックの紹介
  • 【アビッドテクノロジー】Avid Edit on Demand & 最新情報
  • 【アビッドテクノロジー】Media Composer Beginner Session

06 朋栄[#4206]

ブース内を7つのエリアに分けて展示。キー局や準キー局だけでなく、地方局やケーブル局のIP化、4K化に向けた最新ソリューションや、既存ワークフローを改善可能なシステムを出展。

中でも興味を引かれるのは、プロセッサーコーナーに展示される12G-SDI対応シグナルプロセッサー「FA-9600」。標準でHD2系統、オプションで4K+HDの処理が可能。SR Live for HDRに対応するほか、SFP+オプションも登場。4K HDRディスプレイの設定を連動させるVideo Payload ID連動機能を搭載している。

輸入品コーナーでは、ライブ配信環境を提供するDejero社のソリューションに注目。映像伝送用の簡易中継ソリューション「Dejero EnGo「Dejero PathWay」や、各種データ転送も可能にするインターネット接続ゲートウェイ「Dejero GateWay Router」を紹介する。

07 アストロデザイン[#3114]

「さまざまな産業分野への8K応用」をメインテーマに、超高精細映像技術とその応用事例を展開。8K産業利用ゾーンでは、小型8K120Hz対応カメラとTamazone Workstationの組み合わせによる8K映像解析アプリケーションや8KVRシステム、8K伝送システムなど、8K映像の活用方法を提案。

8K放送ゾーンでは、8Kカムコーダーや光伝送装置などのカメラ周辺機器、スロー再生に対応した8Kビデオサーバといった8K映像制作に欠かせない機器を紹介。

8Kシアターでは、NHKエンタープライズとNHKテクノロジーズの共同制作による8K 3Dインタラクティブ映像作品「カナシミの国のアリス」を上映する。

08 オタリテック[#2413]

LAWO社、Riedel社のビデオ、IP/ST2110関連製品を多数展示予定。 またモニタースピーカーのPMC、ライブサウンド/設備向けラウドスピーカーのd&b audiotechnikは規模を拡大した展示を予定している。

LAWO社では、コンソールの中でも最大の導入数を持つmc56が目玉となる。SMPTE ST2110、AES67/RAVENNAへネイティブにフルサポートし最新第3世代ヴァージョンを展示予定。Riedelからは、インカム・パネルをはじめ,様々なアプリケーションに対応するハイブリッド・レバー・キー搭載の多機能インターフェイス「RSP-1232HL」を展示。PMCからはアクティブ・ラージ・スタジオ・モニター「QB1-A」を展示する。


Dコース [InterBEE 2019の歩き方] Fコース