IP化や放送関連にまつわる機材を巡るコース。スイッチャー、エンコーダー、デコーダー、コンバーターを見られる。こちらのコースでは、映像データをIPネットワークで伝送するVideo over IP関連製品に注目だ。

01 アスク・エムイー[6109]

リモート相談コーナーとリモート映像制作・体験コーナーにて同社取り扱い製品のソリューションを提案

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ブースにリモート相談コーナーやリモート映像制作・体験コーナーを設置。写真は「通信・放送Week2021内、第5回映像伝送EXPO」の様子(左)。第5回映像伝送EXPO時の東京スタジオの様子(右)

「リモート相談コーナー」や「リモート映像制作・体験コーナー」を設置する。

リモート相談コーナーでは、同社取扱い製品やソリューションで解決できる課題であれば、現地ブース、または遠隔地の同社営業担当、専門知識を持った技術担当者を交えてアドバイスが受けられる。

リモート映像制作・体験コーナーは、遠隔地に設置した同社取扱いのPTZカメラやTriCasterを展示会場からリモートで操作できる。カメラなどの映像ソースを遠隔地から切り替えながら映像技術を知ると共に、昨今のリモート映像制作ワークフローについて体験できる。

また、会期中はオンラインでも参加できる特設会場も用意する。幕張メッセへの来場が難しい方もリモート相談に参加できるほか、営業担当者と個別のオンライン相談も可能。


02 サーヴァンツインターナショナル[6305]

NVIDIA社のNetwork製品を中心としたデモ展示

NVIDIA Jetson Xavier(左)、Pliops Xtreme Data Processor XDP(右)

「Get ready for IP based future with NVIDIA !」を主テーマに掲げ、NVIDIA社のNetwork製品を中心としたデモを実施する。

NVIDIA Jetson Xavier+NVIDIA ConnectX-6 ENネットワークカードの構成に放送業界向けのRivermaxライブラリを組み合わせ、その動作の有無での比較デモを行う。

NVIDIA ConnectX-6 ENとNVMe-OFベースのフラッシュストレージのポテンシャルを最大限に引き出すPliops社Xtreme Data Processor(XDP)との組み合わせで、さらなる広帯域や低遅延のストレージ・アクセスを実現するデモも行う予定だ。

また、NVIDIA Spectrumスイッチ製品を100GbEの速度でIP Pavilionブースと接続し実施する他メーカーとのコラボレーションや、映像・音声からIPまでの機器を取り扱う企業との接続デモも予定されている。


03 アストロデザイン[6301] check

トムスと共同で企画・開発した「オフグリッドスタジオ ATOM’S」を展示

Inter BEEの歩き方Cコース説明画像
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オフグリッドスタジオATOM’S(上下)

同社がレーシングファクトリーである株式会社トムスと共同で企画・開発した「オフグリッドスタジオATOM’S」は、従来の放送用途を超えた映像撮影、編集、ネット配信に特化した車両。今まで多数のスタッフや時間を要していた設置や撤収を大幅に短縮できる。

発電機(2.8kW)を搭載し、電源車としての機能も兼ね備え、辺境地でもクリエイティブワークを実現することが可能。搭載された機材類は操作性も簡易で、特別な知識は必要なく、オペレーションも最少人数でできるように設計されている。

標準仕様の機能としてLTE出力0.2W(別途SIM必要)でYouTube Live等のライブ配信が可能。最大8ch切替可能なスイッチャでマルチアングルでの撮影に対応し、4系統のカメラをワイヤレス接続が可能。ライブ中継や屋内外イベント、スポーツ、防災情報等、幅広いジャンルでの活躍が期待される。標準仕様以外にも、用途や好みに合わせ車両や機材のカスタマイズも承るという。


04 ジャパンマテリアル[7202]

新製品「Matrox Monarch EDGE」「Matrox Monarch EDGE S1」や「Matrox Maevex 6100シリーズ」を展示

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「Matrox Monarch EDGE S1」(左)、「Matrox Maevex 6100」(右)

リモートプロダクション・Webキャスティング向けエンコーダー・デコーダー「Matrox Monarch EDGE」「Matrox Monarch EDGE S1」を展示。ブースではMonarch EDGEのリモートプロダクションをデモ実演にて紹介。

低遅延4系統同時エンコード「Matrox Maevex 6100シリーズ」は、標準の1Gbpsイーサネット環境で4つの4K映像を同時にエンコードし、それぞれを異なるストリーミングプロトコルで配信できる。会場では新ラインナップを展示予定。

4K60P 4:4:4対応 IP KVMエクステンダー「Matrox Extio3シリーズ」は、4K60Pだけではなく、HD映像の4チャンネル同時伝送にも対応し、高画質ながら低ビットレートで配信。Matroxの「アグリゲーターモード」機能により、4Kディスプレイ上で「田の字」表示が可能な上、4台のPCのデスクトップ画面をシームレスに切り替えて操作可能。


05 アイ・ディ・ケイ[7206]

AV over IP「 IP-NINJAR」によるAVC統合型システムの提案や、ヤマハとの協業によるAVコントロールソリューションの取り組みを展示

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フルスペック4Kリアルタイム伝送「IP-NINJAR」シリーズ(左)、デジタルマルチスイッチャ「MSD-S」シリーズ(右)

AV over IP「IP-NINJAR」によるAVC統合型システムの提案をはじめとして、ヤマハとの協業によるAVコントロールソリューション「ProVisionaire」、会議システムの効率的な運用を実現するワイヤレスソリューションなどを展示する。

IP-NINJARは、フルスペック4Kに対応したAVC統合型の次世代AVシステムソリューション。従来型のAVシステムのように、個々のシステム要求に応じた専用機器は不要としている。

デジタルマルチスイッチャ「MSD-S」シリーズは、AVシステムのオールデジタル化を⾒据えながらも、アナログソース機器の⼊⼒にも柔軟に対応が可能。

デジタルマトリクススイッチャ「FDX」シリーズは、「HDMI」、「HDBaseT」、「3G-SDI」、「光」などのさまざまなインターフェイスに対応したI/Oモジュールをベースユニットに実装することで、利便性・柔軟性・拡張性に富んだルーティングシステムの構築が可能としている。


06 エーディテクノ[7517]

各種10~17型ディスプレイ、ATEM専用ディスプレイケースの人気製品を展示

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新製品や参考展示は、ADTECHNO新製品ディスプレイ(開発サンプル)や、Blustream社(オーストラリア)のIP、オーディオ(Danteなど)「IP200UHD」、AVMATRIX社(香港)新製品スイッチャー開発サンプル、DigitalForecast社(韓国)新製品12Gコンバーターなどを予定。

人気製品展示では、10~17型ディスプレイ「LCD1017」「LCD1331」「LCD1730」、光ファイバーケーブル(HDMI2.1認証済み品など)「AHU-xxxM」「AHS-xxxM」「AOD-xxM」、ATEM専用ディスプレイケース「MV1330」、コンバーター、エクステンダー「HD-10UTR」「SCSD01」、その他「DF」、AVMATRIXの人気製品を数点などを予定している。


07 ローランド[7601]

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ローランドのブースイメージ

映像・音響製品による、様々な映像と音の演出をサポートするソリューションを紹介

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HDビデオ・スイッチャー「V-8HD」(左)、ビデオ・インスタント・リプレイヤー「P-20HD」(右)

同社ブースでは、「ライブ配信」と「ハイブリッド・イベント」をテーマに、これまで映像・音響製品による、様々な映像と音の演出をサポートするソリューションを紹介予定。

企業・団体の発信手段として定着した「ライブ配信」。また緊急時のニュース以外でも放送との同時配信においてインターネット配信の活用が注目を集めてる。各方面で多様な配信が増える中、より視聴者のエンゲージメントを高めるための映像演出において「音声」の重要性が見直されているとし、同社が電子楽器で培ったノウハウをもとに、映像のスイッチング機能と音声のミキサー機能が一台に集約されたビデオ・スイッチャーやAVミキサーを多数取り揃え、視聴者に質の高い映像と音声を届けるための機能を紹介する。

主な展示製品はV-02HD MKII、V-160HD、V-8HD、P-20HD、V-600UHD、VC-100UHDなど。


Bコース [Inter BEE 2021の歩き方] Dコース