ブラックマジックデザイン株式会社の発表によると、映像資産のアーカイブと修復業務を請け負うSuperSens(オランダ・アムステルダム)が、スタンダード変換、アナログテープからのインジェスト、8mmと16mmフィルムのデジタイズ業務にBlackmagic DesignのTeranex 2D processorを使用しているという。

SuperSensのデジタイズサービスは、アムステルダム市古文書館およびフローニンゲン州の映像アーカイブ団体「フローニンゲン・オーディオ・ビジュアル・アーカイブ」などに利用されている。SuperSensでは、フィルムおよびビデオのデジタイズ、ノイズ・リダクション、映像のシャープニング、ならびに全体的な品質向上のためTeranex 2D processorを活用。フィルムデジタイズの際は、Teranex 2D processorをSDIでテレシネ用スキャナーに接続し、TeranexのThuderboltポートからBlackmagic Media Expressソフトウエアを介して、フッテージがMac miniへキャプチャーされる。フッテージはその後編集され、サーバーにアーカイブされる。SuperSensのオーナー兼マネージング・ディレクターJean-Pierre Sens氏は次のようにコメントしている。

「購入の何年も前から、Teranexの技術には非常に興味がありました。Thuderbolt経由でのキャプチャー・再生機能の搭載と価格帯も手頃になったことは、Teranexを弊社のワークフローに取り入れる決断をするのに重要な要素でした」

「Teranex 2D Processor の検証期間中、私たちは、Teranexの画質や豊富なフィルター、変換の種類にとても驚きました。また、Thunderbolt インターフェースを搭載しているため、コンピューター・ハードウェアにあまりコストをかけずに、その分をビデオ・ハードウェアへの投資に回すことができたのです。Teranex 2D Processor によって、仕事のクオリティが著しく向上したと言えるでしょう」