Insta360 Japan株式会社(以下:Insta360)は、同社のアダプティブアクションカメラ「Insta360 ONE R」の大型アップデートを発表した。本日よりAndroid/iOS版ともにダウンロード可能。

同アップデートは、Insta360 ONE Rが2020年1月に発売されて以来3度目の大型アップデートで、新しいInsta360統合アプリのリリースに続くもの。4K広角モジュールおよび1インチ広角モジュールをさらに優れたパッケージにすることに重点を置くと同時に、360°デュアルレンズモジュールにも大きな進化をもたらすという。同アップデートの詳細は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

360度でライブ配信:Insta360 ONE Rで360度ライブ配信が可能になりました。これは観る人を撮影者の環境に没入させたい映像配信者にとって重要なことです。このアップデートでは2つの配信方法が提供されます。一つは360度ライブで、観る人が配信映像の視点を制御できます。もう一つはリフレームライブで、映像配信者がリアルタイムで視点を制御します。Insta360アプリはYouTubeやFacebookへの配信やRTMP URLを指定した配信をサポートします。

さらに高速になったMP4ワークフロー:最新アップデートにより、4K広角モジュールまたは1インチモジュールでの広角撮影のワークフローがさらにスムーズで高速になりました。デフォルトのファイル形式がMP4となり、ファイル変換は不要です。さらに撮影時の手ブレ補正設定を「ベーシック」または「プロ」から選択できます。ベーシックはカメラ内蔵の簡易手ブレ補正による高速かつ編集不要のソリューションです。プロではInsta360アプリやInsta360 Studioでジンバル級の安定感を誇るFlowState手ブレ補正、そしてより高いビットレートと解像度を適用できます。既存のAdobe Premiere Proに加え、効率的な編集のための新しいFinal Cut Pro Xプラグインも利用できます。

音質と音声制御もさらに向上:風切り音低減処理の改良により、激しい撮影環境でもそれほど高音質録音の妨げにはなりません。また、この最新アップデートではAirPodsをマイクとして利用した音声制御が可能になります。離れた場所からの撮影に便利です。

全く新しいAI撮影モード、PureShot:Insta360は、ユーザーがInsta360 ONE Rを使って最高の画質を得られるよう新しいAI技術を開発しました。PureShotはAIを利用して写真のダイナミックレンジを拡張すると同時にノイズを低減してディテールを残すことで、鮮明な画像を生成します。これまでオート・エクスポージャー・ブラケティング(AEB)で複数の写真を撮影して一枚の写真に合成していたことが、今やPureShotで1回タップするだけでできます。

画質がさらに向上:Insta360 ONE Rで撮影したコンテンツは、高ビットレートによってこれまでよりもシャープになりました。また、より鮮やかな見た目を好むクリエーターのために、新しいデフォルトカラープロファイルでさらに鮮明な色彩を実現しました。Insta360 ONE Rでは、LOGカラープロファイルで色をさらに細かく調節したり、標準設定でより自然な印象に仕上げたりと、ユーザーは自分の好みに合わせて色彩設定を選択できます。

Insta360 ONE Rがウェブカメラに:Insta360 ONE RがフルHDウェブカメラとしてテレビ電話やテレワーク会議で使えるようになりました。Insta360アプリは4K広角モジュールでの撮影時にフレーム内の被写体の数を検出し、それに応じてズームレベルを調節します。360度モジュール使用時には前後の視野を同時に表示する画面分割モードが新たに利用できます。

水中映像とは思えない素晴らしい色彩:AquaVisionは水中撮影の概念を根本から変えます。Insta360アプリでの後処理で適用できるAquaVisionはAI技術を利用し、水中では原色の赤成分が不足することを考慮して色バランスを補正します。その結果、水中で撮影したコンテンツが色鮮やかになり、外部フィルターや面倒な編集作業が不要になります。