手軽な動画共有といえば、YouTube。PRONEWSでも昨年は大いに利用させてもらった。便利な分どうでしても「画像が汚い…」「色がにじむ」など不満点もある。同社は、将来のHD採用をすでに公言しているが、その実装時期は定かではない。

現在ネット上では、YouTube動画をHD画質で再生させるTipsが話題になっている。キーワードは「&fmt=22」。この呪文は、HDに対応したYouTube動画を、1280×720pxという超高解像度で再生することを可能にさせる。フルスクリーンで再生した際の感動(通常のものと比較)だ。これまでも解像度を上げるマジックワードはいくつか出てきたが今回のHD再生には目を見張るものがある。論より証拠。まずはこれを見てほしい。

ポッドキャスターアサカワズ氏の実験より

これが通常

http://jp.youtube.com/watch?v=zA9SJRkF7cs

そしてマジックワード「&fmt=22」を追加すすると…

http://jp.youtube.com/watch?v=zA9SJRkF7cs&fmt=22

元動画はXacti DMX-HD1000で撮った1280×720、60fpsの動画。QuickTime Proで不要な部分をカットしただけのmovファイル。 アサカワズ氏によると、HDでUPすると通常版(QVGA)、高画質版(448×336?)、HD版(1280×720)の三つがYouTube内に生成されるのではないかと?とのお答えを頂いた。

ちなみにDLツールでDLしたHD版のmp4を見ると1280×720 AVC/H.264 Main@5.1 29.99fps 1999.82kb/s 44.10kHz 2.0ch 248.01kb/sというスペックになっている。

YouTubeで実現されるHDでまた新たな使い方が見えそうだ。あくまでもこれはHack的な使用方法である。しかし、YouTubeにHD動画をアップロードしてもリサイズされてしまうが、その元ファイルは保存されるということが実証されたことになる。早期のHDサービス正式アナウンスが望まれる。

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