今大注目の“プロジェクションマッピング”。2013年に掲載したたくさんの情報の中から、読んでおきたい記事を一挙にご紹介!「普段なかなか記事を読む時間がない!」という読者の方も、この年末年始、じっくり読んでみませんか?
特集:ProjectionMapping
2013年5月特集
屋外の建物に映像を投射し、実際のオブジェクトと映像を合成させ空間を演出させる。これまでのスクリーン平面を超えた視聴体験ができる拡張された演出方法だ。空間に映像が溶け込み、立体物に投射された映像が、そこになかったモノがあたかも存在するかのように動き始めるなど、プロジェクションマッピングによってこれまでに無い映像の空間視聴を体験できる。我々の「スクリーンで見る物」という思い込みから拡張されて、目と脳に新鮮な刺激と驚きを与えてくれる。映像は平面のスクリーンに投射しなくても良いのでは?と思わされる。最近では、プロモーションそして商業施設やイベントの空間演出に多く用いられ、実際に目にする事が多くなった。今月の特集では、可能性のあるプロジェクションマッピングという映像制作の世界を覗いてみようと思う。
コラム:Point of View(編集部)
5月にプロジェクションマッピングの特集に取り組んだ事も記憶に新しいが、この夏、日本初のプロジェクションマッピング(PM)の展覧会『プロジェクションマッピングの世界 〜デジタルアート表現の最先端〜』が 香川県高松市で開催されている。
最近では一般にも浸透してきたPMの最新表現を集めた、日本初の展覧会を開催を、映像文化振興に力を入れている香川県高松市で開催。また3年に一度行われ、2013年が開催年となっている瀬戸内国際芸術祭2013の関連事業としても注目を浴びている。
[Point of View]Vol.59 プロジェクションマッピングの世界〜デジタルアート表現の最先端〜 開催! 〜冒頭部分より〜
イベント映像演出の世界(編集部)
2012年12月、東京駅丸の内駅舎のクラシカルな建物が映像で覆い尽くされた。日本最大級のプロジェクションマッピングが披露された「東京ミチテラス2012」。このイベントで「プロジェクションマッピング」を知った人は多いはずだ。このイベントの技術部分を担ったのが「マックレイ株式会社」という「総合映像テクニカル企業」だ。
ゴルディアスの結び目-Gordian Knot-(石川幸宏)
12月20~22日の3日間、柏駅前に巨大スクリーンにした年末最大級のPMショー「ヒカリデッキかしわ2013」が開催された。これは千葉県柏市とヒカリデッキかしわ2013実行委員会の主催による、“元気な街・柏”を市内外へ発信していく「We Love Kashiwa キャンペーン」事業の一環として、PMを使った年末イベントを柏駅の東口ダブルデッキを観客席にし、スクリーンを柏駅東口の高さ58.2m×幅40.8mの「そごう柏店」の正面壁面の全域に合わせてプログラミングされたオリジナル映像を投射。一日3回、約10分の映像コンテンツを上映。柏市では1回に1,500名の観客を抽選で選出し、会場前のデッキ部分を観客席として開放した。