今回インタビューに答えてくれる江上さんは現在都内にある女子美術大学に通う4年生。専攻はプロダクトデザインであるがサークルでイベントの運営を行うため映像制作なども手掛ける。将来は絶対映像に関わる仕事に就きたいということで、テレビ制作会社などで制作のアルバイトも行っている。就職活動の最中、大手広告代理店にいくつか内定し、CM制作など夢に一歩近づいた。そんな映像が好きが高じて将来の道を選んだ一人として今回はEDIUS Pro 8を体験してもらった。

映像が好きで独学で学んだ

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ハイスペックな機材でなくても簡単にHD素材も問題なくこなせる。今回はノートPCのみでハイビジョン編集に挑戦してもらった。省スペースで編集を行うことがほとんどだという

江上氏:学校ではプロダクトデザイン専攻のため、映像そのものを学ぶことはありませんでした。表現の一つとして映像は欠かせないため、独学で覚えました。映画の製作現場やテレビの現場も経験しましたが、個人的にはクライアントありきで、課題を解決してみんなでゴールを目指すCM広告の方に進みました。やはり自分の表現をつたえるための自主制作が多くなります。

周りの人やアルバイトで映像業界に触れながら、覚えて、少しづつ機材やノウハウを増やしていきました。あーしたい、こーしたいと思っているとやはり機材やソフトウェアもプロ向けのものに目が行きます。次のステージに進みたくなります。普段自宅ではMac、そしてアルバイトではWindowsを使うことが多いです。OSの違いに抵抗がないかといえば嘘になりますが、基本編集ソフトを開ければ基本操作は同じなので気になりません。


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江上(えがみ)という姓から、いつも“えがお”を大事にしている。編集作業で徹夜が続いた日にも自分の彫像を見ながら笑顔を絶やさない

映像編集にはAdobe Premiere Pro CCを使用している。これは学校の環境がたまたまそうだったからの選択だ。今回は、Glass Valley EDIUS Pro 8を武器に就職活動に使用してもらった。江上さんの持論で映像編集の根幹は素材をつないで伝えたいことを余すところなく伝える情報整理でしかない。逆に言えば基本操作が簡単であればあるほど良いことになる。今回使用したEDIUS Pro 8は、どうだったのだろうか?

最近のソフトに言えることだがUI(ユーザーインターフェイス)を極めると結果よく似てくることになる。機能を最大公約数まで持っていくのだから当然至極のことである。では、さらに編集ソフトでは何が求められるだろうか。

EDIUS Pro 8を知っていますか?

EDIUS_EGA_0483 PCといえば、ノートPC。WindowsもMacもノートを使って作業を行う

江上氏:EDIUS Pro 8は知っていました。ただ私たちのような若い世代(大学生)ではまだまだ認知度が低いように思います。私自身、映像制作は、ゴール(完成)に近づけばいいので、基本機材やソフトウェアは、目的を達成するための手段でしかありませんので、なんでも使いこなします。

製作する上で、使いやすいものを選択します。という意味でもEDIUS Pro 8は、非常に驚きでした。これは今回機会をいただいて、使用させていただいたから言うのでないのですが、もったい無い存在です!もっと認知度を高めたいです。非常に使いやすいです。就職先が、広告代理店に入るのでいうわけではないのですがプロモーションをお手伝いしたいです。

インストールに関しても簡単でした。手順を踏めばそのままインストールできましたので問題はなかったです。Windows 10になってUIも洗練されましたし、実はMacよりも親切なのかもれませんね。

EDIUS Pro 8の存在を知っていたが本格的に使用するのは初めてだという江上さん。同じ学生たちのどんな編集ソフトを使用しているのだろうか?

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基本的な操作はマニュアルを読まなくても操作できるくらい直感的だという。もちろん詳細についてはリファレンスを参照した

江上氏:Adobe Premiereユーザーが多いですね。逆にハイエンドや業務用、リニアの人はAvidやEDIUSというイメージがあります。あとは年齢が高い人にユーザーが多いように思います。それよりもGrass Valley HQXコーデックとの事は実は知っていました。QuickTimeに対応しているのでWindows機とMacでよくファイルの行き来があったのでこのコーデックの存在も知っていました。

実際に触ってみてどうだったか?

江上氏:本当の意味でのファーストインプレッションは、非常に直感的でした。やりたいことがそのままできてしまう。カットとカットをつないでエフェクトを挟んで詳細設定で効果時間を決める事もこうじゃないかなと思いのまま可能でした。そのアプリケーション特有のクセがあると思うのですが、EDIUS Pro 8はそれがないのが特徴なのかもしれません。触ればわかるこの使い心地という感じですね。


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エフェクトに関してもあのソフトに比べてアイコンが実に分かりやすいという

江上氏:タイムラインを繋ぐという作業と少しカットに効果を加えたいという作業。横と縦の作業が1つのソフトウェアで完結するのも気持ち的に楽です。複数のアプリを行き来するのは不安になりますから。そういう意味でもシンプルで完結している意味で、やはり直感的という感想に尽きます。いつも思うのですが、ソフトウェア全ての機能を使う人はほとんどいないと思うんです。自分が実現したいことにいかに最短でたどり着くか?それが直感的にわかるのがEDIUS Pro 8かなと思います。しかし直感的という言葉は難してくて実際に触らないと体験できないのでみなさんぜひ体験版をインストールしてみてください。

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ファイル属性、タグをつけることによって縦横無尽にファイルを仕分けてくれるGV Browser。締め切り前で時間がないときには本当に役立ち、痒いところに手が届く

江上氏:あと、整理整頓が苦手なのですが、GV Browserは時間のない中、大変重宝しました。ソフトウェアもそうなのですが、編集作業は時間のない中、いかに効率良く作業を進めるかだと思います。料理に例えるなら下ごしらえですね。そういう意味でまさしくGV Browserは、便利でした。

今回、広告代理店に提出するための作品のポートフォリオをまとめていたのですが、各社によって多少構成要素を変えたいんですね。作品も映像作品もあれば、静止画、立体物を収めた画像など多岐に渡るのですが、その作品素材群をタグ付ける事によって仕分けできるのも良かったですね。逆にこのまま提出しても良いくらいの仕上がりで。素材管理は、GV Browserひとつあれば便利ですね。

若い年齢層のユーザーが増えればコミュニティもできるので多くの情報交換ができてネットでもTipsやノウハウが増えると思うのです。今回、使用してみて長尺やドキュメンタリーにすごく向いていますね。頭の中で思った抽象的なイメージがストレスなく実現できますね。

■江上さん的お気に入りポイント
  • インタフェースが直感的
  • 動作が軽い
  • エフェクト、トランジットのアイコンがわかりやすい
  • GV Browserを使うことによってさらなる効率化!

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[はじめてのEDIUS Pro 8] Vol.02

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