テレビ東京ブロードバンド(TXBB)は、2008年3月期の連結業績について音楽関連事業の見直しに伴う特別損失発生の見込みを精査し、連結業績予想を下方修正した。?
結果、予想の黒字1億5900万円から大幅に落下、最終損益が22億4700万円の赤字に転落する見込み。
原因としては主に資本参加した音楽関連事業が不振だったことにある。音楽関連事業は見直し、今後は親会社のテレビ東京と関係を深め、モバイルとインターネット分野に集中投下する。
内容としては、子会社が下期に発売したCDが販売目標を下回ったこと、そしてFM局・InterFMで見込んでいた大型セールス案件を失注するなどし、売上高が計画値を下回り、マーケティングコストを吸収できなかったため、という。
修正後の予想は、売上高が40億9600万円(前回予想は45億8600万円)、営業損益が2億700万円の赤字(同2億980万円の黒字)、経常損益は2億300万円の赤字(同2億9800万円の黒字)。
今後の施策については、テレビ東京グループのIT 戦略企業とし、テレビ東京との業務提携を深め、主戦場であるモバイル&インターネット分野での事業を強化育成する方針。
中期の重点施策として、EC(スヌーピーカフェを含む商品化展開)、電子書籍、動画配信、クロスメディア広告に注力する。また、InterFMの再建にはテレビ東京と連携して取り組むとしている。