米ケーブルビジョン・システムズは、俳優・監督のロバート・レッドフォード氏が手掛けたサンダンス・チャンネルを4億9600万ドルで買収すると発表した。
自社のケーブルテレビ映画部門レインボー・メディアのポートフォリオに追加する。ケーブルビジョンは、現金および保有するゼネラル・エレクトリック(GE)株とサンダンス株の交換による買収で、サンダンスに出資するNBCユニバーサル、CBS傘下のショータイム・ネットワークス、レッドフォードと合意した。
サンダンスへの出資比率はNBCが約57%(2億8500万ドル)、CBSが37%(1億8500万ドル)でレッドフォードが6%。レッドフォード氏の株6%は3000万ドルほど値段となる。サンダンス・チャンネルは、レッドフォード氏が芸術的目的で1996年に米メディアと組んで始めたインディーズ映画専門チャンネル。氏が名付け親の”サンダンス映画祭”から名付けられた。
サンダンス・チャンネルのビジネスモデルは、加入者の定期購読費から次第に番組のスポンサー広告費へと移行していた。現在サンダンス・チャンネルは、8500万以上の家庭で観られている。