ベルギー出身のI-Movix社が開発した、史上初の”エキストリーム・スロー・モーション・システム”である「SprintCam Live V2」が、北京オリンピックの中継放送で採用される。
「SprintCam Live V2」は、最高8,000コマ/秒のフレームレートで撮影した映像を即座に再生でき、リアルタイムで映像をコントロールする技術を組み合わせたシステム。
HDにも対応し、ライブスポーツから映画撮影まで様々なイベント使用ができように組まれており、フォトロン社ハイスピードカメラとフジノン放送用レンズを使用している。ハイスピードカメラ、カメラコントロールユニット(CCU)、オペレーションコントロールパネル(OCP)とスローモーションリモートコントロールパネルから構成されている。
BOB(北京オリンピックのホスト放送局)が、主要競技場に設置される可搬型の「SprintCam Liveシステム」のオペレーションを行い、アーチェリー、射撃、ダイビング、陸上、自転車、水泳等の競技で使用される予定。
フォトロン社ハイスピードカメラ「FASTCAM SA1.1」は、フルフレーム1024×1024ピクセルで5,400コマ/秒、セグメント時で最高675,000コマ/秒という撮影速度を実現した高速度カメラ。操作面の向上にもこだわり、ユーザーの使用環境に合わせて、全ての機能をPCから制御または、リモートコントローラーによって操作する方法の2つの操作方法が選べる。