英TANDBERGのH.264エンコーダ、NBCの北京オリンピック放送で採用 2008.08.06 英TANDBERG Television(TANDBERG社)の MPEG-4 AVC (H.264)エンコーダがオリンピック公式放送局の米NBCで採用されることが同社より発表された。オリンピックの放送でH.264規格が採用されることは史上初。 これに伴いNBCでは、現地の国際放送センター(IBC)にある当局においてMPEG-4エンコーダをはじめ、レシーバ、デコーダやマルチプレクサ、IPアダプターを含め、TANDBERG社のH.264ソリューションを一貫して採用する。 現地IBCから送られてきたHDフォーマットの素材はNBC施設内にある「EN8090」HD MPEG-4 AVCエンコーダへ転送される。これらMPEG-4の素材はNBCからプロダクション側のNBC Universalに転送、編集される。最終素材は同社のMPEG-2エンコーダでMPEG-2フォーマットに置き換えられ、ケーブル系列を介してヘッドエンドへ配信される。 EN8090 MPEG-4 AVC HDエンコーダは、1U筐体サイズで独自のインテリジェント・コンプレッション・エンジンテクノロジを起用したClarusビデオ・プリ・プロセッシングを搭載している。群を抜いたノイズやアーティファクト除去を備え、低ビットレートでの高画質を実現する、という。また、同社の統計多重化アプリケーションシステム「Reflex」で分岐制御することも可能。 NBCは米国でオリンピックの独占放送権を持っている。 最近投稿された記事 Blackmagic Design導入事例:スポーツテレビ放送専門の制作会社「Obvious C」の場合 2025.05.12 NHK、今年も5月最終週はNHKTECH WEEK。「NHKTECH EXPO 2025」と「技研公開2025」を開催 2025.05.12 ブラックマジックデザイン、「Blackmagic Day」開催。「DaVinci Resolve 20の開発責任者を囲む会」の開催も決定 2025.05.12 関連キーワード H.264 IBC NBC Universal TANDBERG 北京オリンピック この記事をシェア・ブックマークする FOLLOW US ニュース一覧 コラムタイトル一覧 特集タイトル一覧 ライターリスト