米国内の北京オリンピック放送主導権を持つNBCが、北京オリンピック放送をXDCAM HDフォーマットで統一し、カメラからデッキ、スイッチャまで250セット以上のソニー製のXDCAM HDシリーズを使用することが、米Sony社からの発表で明らかになった。
日本で4月下旬に発売された”XDCAM” HD422シリーズ カムコーダ 「PDW-700」は30台、XDCAM HDレコーダ「PDW-HD1500」は170台ほどが起用される。 そして、現地の国際放送センター(IBC)では、42台のマルチフォーマット・スタジオカメラ「HDC-1400」、8台の「MVS-8000」スイッチャ、2台の「MFS-2000」スイッチャが起用される。 NBCの他の施設でも、スーパースローモーション「HDC-3000」カメラを含め多数のHDスタジオカメラが採用された。
NBCの現場撮影スタッフはメインのENGカムコーダとしてソニー社のカムコーダを使い、選手へのインタビューなど取材を行う。 また例えば、NBC Universalのスペイン語放送ネットワークでは、PDW-700カムコーダをオリンピックスタジアムが見渡せる場所に設置した、という。
今回現場で採用されるXDCAM HDシリーズは最新モデル。 PDW-700 2/3インチCCDカムコーダや付随するPDW-HD1500レコーダ、光学プロフェッショナルディスクも使われる。