ソニーピーシーエル株式会社(ソニーPCL)は、ブルーレイディスク(BD)ソフトの拡販を見込み、これらBD制作環境を強化した「メディアセンター」を、品川区西五反田に設立、本日(19日)よりオープンした。 ソニーPCLは、2006年からBDオーサリングサービスを開始しており、主に国内作品を中心にこれまでに非売用タイトルを含む約250タイトルのオーサリングを手がけてきた。 今回、BDオーサリングスタジオの製作能力を年間500タイトル規模という従来の2倍ほどに増強し、またBD-JやBD-Liveにも対応できるようにした。 このオープンしたメディアセンターは、旧「S&Tセンター」と「映像センター」内に分散していたエンコードやオーサリングなどの制作環境と営業部門を新センター内に一元化し、受注から制作までワンパスで対応できるようにした(全面稼働は、2008年10月1日より)。S&Tセンターは、このメディアセンターのオープンに伴い閉鎖された。 ソニー社の調査によると、国内のBDハードウエア市場は、2008年末にはDVDレコーダー販売の50%まで占め、そしてソフトウエア市場も2008年末にはおよそ600タイトルまで拡販される見込みだという。また先週、ソニーPCLはアニメーション編集に特化した「高円寺スタジオ」のサービス強化のため、HD/SD対応リニア・ノンリニア編集室を拡張、場所を新高円寺駅前へと移転している。 ソニーPCLは、デジタルシネマに特化した「本社/SPセンター」、ポストプロダクションを担う「映像センター」に、メディア制作を担う「メディアセンター」の三大チェーンを連携させながら、多様な映像コンテンツ制作を強力にサポートしていく、という。