株式会社アイ・ビー・イー・ネット・タイム(東京都千代田区、以下:IBE-NT)は、日本テレビ放送網株式会社と、MXF局間のIP伝送システムを共同開発した。
このシステムは、報道素材や番組素材のMXFファイルによる伝送をIP回線で行うもの。HD映像をIBE-NT製品『MXFレコーダMXR-300so』でMXFファイル化し、メタデータ、プロキシ映像とともにIP回線を使い拠点間で伝送する。センターサーバを持たないシステムで、任意の拠点間での通信が可能。電子メール感覚で大容量の素材映像を送ることができ、小型ファイルサーバに通信機能を持たせることで、システム価格を抑えたという。
本システムは、今年3月に開催された日本テレビの技術展示会「デジテク2008」で試作機が展示され、さらに先週、千葉・幕張メッセにおいて開催された国際放送機器展Inter BEE 2008のIBE-NTブースにて正式的に展示された。
IBE-NTは、今春にアイ・ビー・イーとネット・タイムが合併して名前が変更された。