米RealD社は、3D立体フォーマットをコンバートするポータブルサイズの軽量ハードウェアシリーズ「POD」をリリースした。立体映像を映し出すDLPやXPOL HDTVといった、3D(ステレオ)HDモニターを使う場合に便利なデバイスだ。

PODは自動的にディスプレイ・モニターを検出し、入力側のネイティブ・ステレオフォーマットからそのディスプレイ・モニターに適したフォーマットへ変換するというもの。既存で使っていたCRTモニターから3D DLP HDTVモニターへアップグレードする場合、既存の3D素材を特別なグラフィックドライバーやソフトウェアを使わずに、POD経由で新しいステレオHDモニターで再現できる。

PODシリーズには3種類あり、「Dual Input POD」はデュアルビデオストリームをチェッカーボード・フォーマットへ変換するほか、同社の3D眼鏡システム「CrystalEyes シリーズ」用に独立したビデオストリームへ変換する。「Side-by-Side (SBS) 3D」は、単一HDMI信号のトランスミッターで、RealD SBSフォーマットを受け側のモニターに合わせて自動的にチェッカーボードか水平インターレースへ変換する。「Page Flip 3D」は、DLPモニターに合わせて、ページフリップ出力フォーマットをチェッカーボード・フォーマットに変換できる。

これらPODは、SBSフォーマットからチェッカーボード・フォーマットへも変換できるため、RealD 3Dの3D眼鏡を通してtrue Stereo3D™画質が楽しめるという。

販売価格はDual Input PODは米2000ドルでほか2機種は米500ドル。