Blackmagic Designは、NABで発表した新製品の中でも、とりわけ大きな注目を集めているソフトウェア・オーディオミキサー「Fairlight Live」を公開した。
本製品は、DaVinci Resolve内でポストプロダクション用途として展開されてきたFairlight(フェアライト)をベースに、ライブ制作に最適化する形で再設計された新しいアプリケーションである。
Fairlight Liveは、ライブ現場で求められる膨大なトラック数やバス処理に対応する。イマーシブオーディオやアンビソニックスといった複雑なフォーマットもサポートし、各チャンネルのディレイ設定、オーディオの収録・再生、キューリスト作成など、実運用に必要な機能を一体的に備えている。
特筆すべきは処理効率の高さである。デモンストレーションではMac mini上でプロセッシングが行われていたが、従来のFairlightが持つ高いパフォーマンスを踏襲しており、比較的コンパクトな環境でも多数チャンネルを安定して運用できる点が示された。
さらに、本ソフトウェアを操作するための外部コントロールサーフェスとして、「Audio Panel Ten(10フェーダー)」「Audio Panel Twenty(20フェーダー)」「Audio Panel Forty(40フェーダー)」の3モデルもあわせて発表された。用途や規模に応じて柔軟に選択できる構成となっている。
今回の製品開発においてBlackmagic Designが重視したのは、機能性と操作性の両立である。オーディオの専門家が求める精度と直感的な操作性を両立する設計が徹底されており、ライブオーディオ制作のワークフローを刷新する存在として注目される。