デジタル一眼レフカメラと、ビデオカメラの境界線がますますなくなってきた。パナソニック(お客様ご相談センター=フリーダイヤル0120-878-365(9〜20時))は、マイクロフォーサーズシステム規格準拠のデジタル一眼カメラLUMIX DMC-G1HKを4月24日からオープン価格で発売する。
LUMIX DMC-G1HKは、高感度撮影時の大幅なノイズ低減などにより、動画・静止画問わず性能を向上させた新開発の4/3型1398万画素(有効画素数は1210万画素)の「Live MOS センサー」を搭載。2008年10月に発売したDMC-G1の小型・軽量、可動式液晶モニターとLVF(ライブビューファインダー)の自動切り替え機能「Wライブビュー」、カンタン操作の「おまかせiA」機能に加え、AVCHDとMotion JPEGの2方式によるハイビジョン動画撮影機能を搭載した。Motion JPEG時には320×240・30コマ/秒、640×480・30コマ/秒、848×480・30コマ/秒、1280×720・30コマ/秒で、AVCHD時には1920×1080・60i(センサー出力24コマ/秒、17Mbps)、1280×720・60p(センサー出力60コマ/秒、17Mbps・13Mbps・9Mbps)で収録できる。記録メディアはSDHCカード。
デジタル一眼でありながらも、レフ機構を持たないマイクロフォーサーズシステム規格の特徴を活かし、動画撮影時においてもカメラが被写体を自動で認識し、最適な露出やピント合わせをし続ける。これまでのデジタル一眼を使用した動画撮影は、露出中はマニュアル操作でのピント調整しか行えなかったが、DMC-G1HKでようやく動画収録しやすいデジタル一眼になってきたといえる。もちろんフォーサーズ規格のレンズ交換も可能であり、1/3型・1/4型という小型センサーを使用するビデオカメラでは表現できない奥行き感やボケ足表現などが可能になる。