米シカゴなど数拠点にあるポストプロダクションのFilmworkersでは、コスト対効果の高いソリューションを検討し、REDカメラで収録した素材をクォンテル編集システム「eQ」で仕上げる環境を構築した。

4:4:4RGBカラースペースの高画質な素材をマルチレイヤー上でポストプロダクション編集ができ、この高画質なレベルは、たとえば4:4:4 HDCAM SRといったテープへ収めるまで保つことができる。

このシステム構築の最大のメリットは、eQ でネイティブ.r3dファイルからFinal Cutのマルチレイヤーをコンフォームできることだという。

仕上げる前やカラーコレクションする前にRED素材を別フォーマットへ変換する必要がないため、かなりの時間浪費を防ぐことができる。

Filmworkersにはカラーコレクション用にDaVinci 2K Plusシステムが置かれている。クォンテル側でRED素材の近フォームとインポートに対応できるようになったのは昨年の11月頃で、RASCAL FLATTSのミュージッククリップ’I’ll be home for Christmas’は、このワークフローで仕上げられた。