米Blackmagic Design社がNABで発表したopenGearプラットフォーム対応コンバータ8種が、7月から出荷開始される。

「openGear」は加Ross Video社の端末制御システムで、2RUの筺体に独自のネットワークコントローラや電源・ファンのほか、Blackmagic社といった他社メーカー製端末製品を挿入して一貫制御できる。

オープンアーキテクチャにより、現在20社以上のメーカーの端末製品がopenGearに対応、ユーザー側は自分の環境に適したモジュールを選ぶことができる。また、必要によって新しいモジュールを既存のopenGearに追加できるので既存のシステムを変えずに拡張することも可能だ。

JavaベースのDashBoardリモートコントロールとモニタリングシステムでopenGear内のサードパーティ製品を制御し、またSNMPプラグインにより、SNMPベースの外部システムとも同期制御できる。

openGear対応のモジュールは、自社の8000シリーズモジュールのほか、他社製品のアップ・ダウンコンバータ(クロスコンバーター含)をはじめ、アナログコンバーター、HD/SD SDI分配アンプ、エンベデッド/デ・エンベデッドやキーミキシングやスイッチャなどが揃っている。

7月に出荷開始されるBlackmagic Design社製のコンバータは、SDI からアナログ変換(その逆)、アナログオーディオからSDI (その逆)、SDI からHDMI(その逆)、SDIからファイバ変換とシンクジェネレータの8種。米定価で各495ドル。