オートデスク(東京都中央区)は、TBSでオンエア中のドラマ「MR.BRAIN(ミスターブレイン)」 の全編グレーディングで、Autodesk Lustreが採用されたと発表した。
TBSでは、1995年のFlame導入以降、「華麗なる一族」や「砂の器」等、ほぼ全てのTBS制作著作ドラマでInferno/Flameを使用していたが、最新のノンリニアカラーグレーディングの技術をドラマ制作の工程に取り入れるにあたり、Lustreの試用を決定し、従来のAutodesk Inferno/Flame/Burnのワークフローに実際にLustreを組み込んでドラマ制作を行っている。なお、Lustreのオペレーションは、ソニーPCL株式会社 デジタルポストプロダクション事業部 石原泰隆氏がカラーリストとして担当している。
Lustreは、ディスカバリー・チャンネル「キリストの棺」、HBO「In Treatment」、BBC「Casualty」、「プラネットアース」などの番組や映画のルック作成で利用されているデジタルカラーグレーディングシステム。最新バージョンとなるLustre 2009 Extension 1では、新たにMXF(Material eXchange Format)、RED ONE R3D、Apple QuickTime等の圧縮メディアに対応するなど、新しい機能を搭載している。