ヨーロッパ最大級の放送機器展が今年も9月にアムステルダムで開催されるが、この催事のニュースをオンライン放送するIBC TV Newsでは、日本ビクター株式会社(神奈川県横浜市、JVC)の業務用HD メモリーカードカメラレコーダー「GY-HM100」とコンパクトショルダータイプの「GY-HM700」をニュースギャザリング用機材として採用することが明らかになった。これは、JVC社の子会社、JVC Professional Europeが発表したもの。

IBC TV NewsはIBC開催期間中、最新の情報をいち早く視聴者に届けるため、現場取材から編集まで迅速なワークフローの構築が必須となる。GY-HM100とGY-HM700は記録フォーマットにApple社のQuickTime(for Final Cut Pro)を採用した、業務用としては類のないビデオカメラ。

SDHCメモリーカードへのダイレクト記録、これによりFinal Cut Proとの連携性能を高め、コーデック変換やファイルのラッピング変換することなくダイレクトに読み込みができるため、時間ロスの回避はもとより、画質劣化のないワークフローが実現できるようになるという。またGY-HM100とGY-HM700はXDCAM EXフォーマットにも対応しているため、現場でFinal Cut Proと併用されるEVS社のCleanEdit Suiteでもシームレスで使えるとして高い評価を受けた。