全方位を均一に照らすパノラマフィルライト

CP+2026のPRONEWS Stationブース、Harloweコーナーにおいて、会期と同時に発表された360°対応の新型ライト「Omni 360 2W」が強い存在感を放っていた。クラシックな意匠と現代の技術を組み合わせる同ブランドが提示したのは、360°撮影での活用を想定したコンパクトなパノラマフィルライトだ。発売日は2026年3月18日を予定している。本製品は、360°撮影において全周囲を均一に照らし続けるよう設計されている。

従来のポケットLEDが小さなスポットライトのように光を照射するのに対し、Omni 360 2Wは被写体の周囲に光を拡散させるアプローチを採用する。これにより、カメラの向きを変えた際に発生する極端な明るさのムラや、急激な影の変化を抑えることが可能だ。照射範囲は360°の全方位カバーと、制御しやすい180°出力を選択できる。環境の変化に合わせて、撮影のペースを維持したまま最適な照明条件を選択できる。

360°の指向性出力
手前への180°の指向性出力
奥への180°の指向性出力

専用設計のケージと実用的な機能性

本体は単体運用のほか、Insta360 X5やDJI Osmo 360専用のクリエイターキットとしても展開する。キットに含まれる軽量なアルミニウム合金製ケージは、機動力や携帯性を維持しつつライトを装着できるよう最適化されている。汎用リグへの搭載も可能だが、新開発の専用ケージは写り込みを極限まで排除した設計だ。ケージ単体の価格は税込10,900円で、デザイン性と実用性を両立した構成となっている。

Harlowe Omni 360 2W用Osmo 360向けカメラケージ
Harlowe Omni 360にOsmo 360向けのカメラケージを装着した構成
Harlowe Omni 360にInsta360 X5向けのカメラケージを装着した構成

実機に触れてみると、スピードと再現性を重視した操作系が印象的だ。ジェスチャーコントロールにより、撮影中でも直接機材に触れずに調整ができるほか、好みの設定を固定できるモードメモリー機能も備える。また、300%のパワーで30秒間発光するブーストモードは、暗所での顔の沈み込みを補う補助光として有効に機能する。高い色精度を維持しつつ、スタジオ照明のような大掛かりなセットアップを行わずに安定したライティングを実現するデバイスだ。