British Sky Broadcasting(BSkyB)社は来年、ヨーロッパ市場初の立体(3D)TV放送サービスを開始する。

3Dで放映される番組は、映画のほかスポーツやエンターテインメント系とバラエティに富んでいて、これらは既存のHDのインフラを使って放送するという。よってSky+HDサービスに加入している家庭ならばアップグレード費用もなく、Skyから提供される専用のチューナーボックス(STB)に取り換えれば3D番組を受信できる。ただし、”3D Ready”立体テレビを揃えなければならない。家庭用立体テレビだが、英国では来年度市場に出てくる予定で、BSkyBもこのタイミングを狙っている模様。

BSkyBによると、Sky+HDサービスに加入している世帯数は、およそ131万3000世帯。 サービス全体では、今年の6月時点で12万4000人加入世帯を増やし、944万2000世帯となっている。

BSkyBは今年の4月2日に、アビーロード・スタジオで行われたロックバンド、キーン(Keane)のコンサート中継を、3Dで実験放送をしている(また3DでWEB放送も同時に行われた)。BSkyBはまた、3DTVサービス開始とともに、計画が遅れていたVODサービスもローンチすると発表している。