仏ATEME社は、IBCにて大規模なファイルベースのH.264トランスコードに対応できるターンキーシステム「TITAN 7000 SD/HD」を発表した。
Titanは複数のデバイスに映像コンテンツを配信する大規模なプロダクションワークフローに対応できるソリューションシステム。Kyrion File Encoder(KFE 2)と同じH.264エンコードエンジンを内蔵し、グリッドコンピューティングのパワーによりコンテンツの実時間以下の速度でエンコード処理を行える。
7Uサイズで、18ブレードまでリダンダントも踏まえて拡張でき、各ブレードには80GBのハードディスクを搭載している。プリプロセスも、映像データはデインターレース、ノイズリダクション、ロゴインサート、クロップ、リサイズや3:2プルダウン、フレームレート変換に対応できる。オーディオデータは、レベル繰り込み、5.1ステレオのダウンミックスとWAVファイルのアグリゲーションが可能。
TITANは低消費電力設計で環境にも優しく、最小のバンド幅で高品質のビデオ品質を提供することでOPEX(運用コスト)削減提案を支援できるという。IBCでは、同社ブースにてベータバージョンを展示した。正式リリース時期は未定。
