FIFA(The International Federation of Football)は、来年のワールドカップ試合を立体映像(3D)で放送する計画を明らかにした。

FIFAは公式パートナーのソニーとメディア権利協定を結び、南アフリカで開催される2010 FIFAワールドカップの25試合を立体バージョンで提供する。またライブ中継での権利協定についても取り組んでいるという。

ソニー・ピクチャーエンターテインメントは、2010 FIFAワールドカップのイベントが終わり次第、3D映画を制作、配給していく。ソニー代表のハワード・ストリンガー氏は、3D市場はソニー社に100億ドルの利益をもたらすと予測している。特にスポーツ放送については、HD化以上に影響を与えるものだという。

米市場では既に劇場で3Dスポーツ観戦の実証実験がされており、メキシコではサッカー試合放映を3Dで実施している。英BBCも2012年のオリンピックは3Dで放送する予定。また、早くも英衛星放送局BSkyBでは来年度に3D放送サービスを開始するという。