パナソニック システムネットワークス株式会社(東京都目黒区)は、この春に発売予定のフルHDカメラシステム「50シリーズ」を、4月12日から米国ラスベガスで開催される「NAB SHOW 2010」パナソニックブースに参考出展する。

この50シリーズは「HDインテグレーテッドカメラ SDIモデル(AW-HE50S)」と「HDインテグレーテッドカメラ HDMIモデル(AW-HE50H)」に「リモートカメラコントローラー(AW-RP50)」「コンパクトライブスイッチャー(AW-HS50)」で構成された、フルHDながらコンパクトで価格を抑えた製品。

同社は、今まで放送用品質の業務用製品を扱ってきたが、放送業界以外の業務用途でのHD化によって、ローコストで簡単に設置や操作ができるHDライブ映像制作機器のニーズが高まったため、50シリーズのようなよりローコストで、コンパクトな製品を商品化することにした。

同システムは、IP接続により、カメラ、コントローラー間の接続制限や設定の手間がなく、リモートコントロールができることが大きな特徴。スイッチャーは、マルチビュー機能の採用によりモニター数を削減するなど、省エネ&省スペース化を図った。加えて、使いやすいボタンサイズとレイアウトで、コントローラーとスイッチャーの2つを組合せても、効率の高いワンマンオペレーションが可能だ。

同社は50シリーズのほかにも、HDリモートカメラ「AK-HC1800」「AK-HC1500」「AW-HE870」「AW-HE100」や、ライブスイッチャー「AV-HS450」「AV-HS400A」をパナソニックブースに出展する予定。