米CBSは3月9日に、2010年メンズ・ファイナルフォーとナショナル・チャンピオンシップの試合の模様を劇場で、3Dで中継することを明らかにした。スポンサーはLGエレクトロニクスだという。
CBSによると当日の中継は、米NEP Broadcasting LLCが所有するSS 3Dプロダクション中継車を使う予定。3Dカメラは映画「アバター」でも採用した、米PACE社の3D Fusionで収録し、米Cinedigm Digital Cinema Corpの衛星中継サービスを利用して、全国100か所の劇場に放映する。
米Cinedigm Digital Cinema Corp.のサービスは、昨年2009年1月にソニーと米Fox Sports Interactive Media, LLCが、学生アメリカン・フットボール試合「オレンジ・ボウル」の様子を映画館などに生中継した実績を持つ。当日インディアナポリスで行われる試合を見に来ているファン達も、LG社のLCD HDTVに映し出される3D中継をスタジアムで楽しめるという。また、NCAAのインタラクティブ・ファン・イヴェント「Bracket Town refreshed by Coca-Cola Zero」でも実施される予定。
会場には天井を含め5台の3Dカメラを配置する。また2Dのカメラで収録しているものも、3Dに変換して使うことも検討しているという。CBSでは、このビックイベントの前に今週金曜日(3月12日)にインディアナポリスで開催されるカレッジ・オールスター試合で、カメラ位置と衛星サービスによるテストを行うという。本番は4月3日と4月5日。