フジノン株式会社(埼玉県さいたま市)は、撮像素子2/3型のHDTVカメラに対応した「XA-sシリーズ」(2機種)と、同1/3型のHDTVカメラに対応した「XT-sシリーズ」(2機種)を7月より発売する。希望小売価格はいずれもオープン価格で、初年度販売台数は全世界で各2,000台を見込んでいる。
「XA-sシリーズ」「XT-sシリーズ」は、HD対応業務用ポータブルズームレンズ。「XA-sシリーズ」は16倍ズームの「XA16s×8」と20倍ズームの「XA20s×8.5」2種類、「XT-sシリーズ」は17倍ズームの「XT17s×4.5」と20倍ズームの「XT20s×4.7」の2種類がラインアップされている。
主な機能として、ズームのスピードを高速化(「XA20s×8.5」「XT17s×4.5」「XT20s×4.7」)やレンズの後部が動いてピントをあわせるリアフォーカス駆動方式(「XA16s×8」)、スイッチを押し続けることにより一時的にテレ端にズーミングでき、スイッチを離すとまた元の位置に戻る「クイックズーム」機能、自動でズーム速度を一定に保つことができる「オートクルージング」機能(「XA20s×8.5」「XT17s×4.5」「XT20s×4.7」)などの新機能が盛り込まれている。
本製品群は、2010年4月12日(月)から15日(木)までの4日間ラスベガスで開催されるNAB 2010において同社ブースにて出展される予定。ブースNo.はC7425。