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ウォルト・ディズニー・カンパニーが現地時間5月11日に米国報道関連者に伝えたところによると、3D映画「アリス・イン・ワンダーランド(不思議の国のアリス)」の効果で、財政の第2四半期利益が前期よりも55パーセント向上したという。

同社の純収入は6億1300万ドル(1株あたり33セント)から9億5300万ドル(1株あたり48セント)に上がったという。売り上げは、1月に買収したマーベル・エンターテイメント社の影響もあり、6.1パーセント上がって、85億8000万ドルになっている。

本年度において、同社映画製作では最大規模となった「アリス・イン・ワンダーランド」のグローバル・ボックスオフィス売上は9億6000万ドルを記録、これが同社の利益2億1000万ドル分をもたらした。事業部の歳入は、7パーセント増の15億ドルになったという。マーベル社買収後の初のディズニーブランド映画となった「アイアンマン2」(日本では6月11日全国ロードショー)が更に貢献するとアナリスト達は予測している。

「『アリス・イン・ワンダーランド』の驚異的な興行収入、および公開2週間足らずでグローバルな興行収入において3億3400万ドルを売り上げた『アイアンマン2』は、ハイクオリティなブランドコンテンツに投資した結果を明確にしている」とウォルト・ディズニー社の社長兼最高経営責任者のロバート・A・アイガー氏は声明文で述べている。「世界経済が改善の徴候を示している中、我々の戦略は、株主への長期の価値を築き上げ、そして消費者へ最高のエンターテインメントを提供するための、正しい方向性を持っていると確信している。」

同社のテレビ事業では、6パーセント向上の38億ドルの収入をもたらしているが、利益は13億ドルにとどまっている。ディズニーチャンネルやESPNといったケーブルネットワークにおける利益は、英国での新ネットワーク開局により3900万ドルから12億ドルへ成績を伸ばしている。