ソニー株式会社(東京都港区)は、3D映像信号のパススルー伝送やオーディオリターンチャンネル(ARC)など、HDMI規格の新機能に対応したマルチチャンネルインテグレートアンプ「STR-DH710」を6月10日に発売すると発表した。希望小売価格は54,600円(税込)。

入出力で4系統あるHDMI端子が3D映像信号のパススルー伝送に対応し、録画再生機から出力される3D映像信号を、「STR-DH710」を通じてそのまま3D対応のテレビへ出力可能。HDMI規格の新機能ARCに対応することで光デジタルケーブルを接続することなく、テレビへのデジタル映像・音声信号の出力やテレビからのデジタル音声信号の入力ができる。

また、同社液晶テレビ<ブラビア>で、インターネット上の情報を閲覧できる「アプリキャスト」の「オーディオ機器コントロール」アプリに連動。<ブラビア>のリモコンを使ってテレビ画面上で、サウンドフィールドの変更や音質設定、入力切換が可能。さらに、<ブラビア>とHDMIケーブルでで接続した対応機器を<ブラビア>の リモコン1つで簡単に操作できる「ブラビアリンク」機能にも対応している。

この他、サラウンド再生の基本的な構成である5.1chに左右フロントスピーカーの上方にスピーカーを配置することで、高さ方向を含む音場表現を可能にする「ドルビープロロジックIIz」機能、高精度な音場処理技術により映画館やコンサートホールの響きを再現する「デジタルシネマサウンド」などを搭載し、臨場感溢れる高音質サラウンド音声を実現している。