四国総合通信局は、愛媛CATV、四国中央市と四国中央テレビから申請のあった「デジアナ変換」暫定導入に係る放送設備の変更の許可を行った。これにより、全国初の「デジアナ変換」サービスが、7月14日から順次スタートした。

「デジアナ変換」サービスとは、地上アナログ放送終了後も、当面の間、引き続きアナログテレビ受信機で視聴できるよう、ケーブルテレビ事業者が受信した 「地上デジタル放送」を変換し、加入者に配信することをいう。

総務省では、地上デジタル放送への完全移行に向け、

  • まだ使えるアナログテレビ受信機を引き続き利用したいという御要望への対応
  • 2台目、3台目以降のデジタル化対応(買い換え等)に係る費用負担の平準化
  • アナログテレビの廃棄・リサイクルの平準化
  • 共聴施設におけるデジタル化に関する合意形成の加速化

等に有効な手段である「デジアナ変換」の暫定導入を促す要請を、ケーブルテレビ事業者に対し行ってきた。

四国総合通信局では、引き続き四国管内のケーブルテレビ事業者に対し「デジアナ変換」暫定導入を促す働きかけなど、デジタル化に向けた取り組みを進めていくという。