ソニーが魅せるHDCAM-SRの今と未来

去る10月7日、東京・千代田区神田の富士ソフト秋葉原ビルAKIBAシアターにおいて、ソニーHDCAM-SR MXFファイルフォーマット”SStP” (Simple Studio Profile)へのノンリニア編集機対応およびF35最新ソフトウェアV2.0、SRW-5800/5100の新機能などの発表・デモが開催された。

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Avid media composerとSRW-5800による編集デモンストレーション。2kでも小型(HDD×5台)なものでも充分な編集パフォーマンスが得られる

Avid media composerによるHDCAM-SRファイルのインジェストはネイティブで対応。マシーンコントロールもGigabit Ethernet経由で行うことが可能

SStPはHDCAM-SRのネイティブコーデックであり、ファイルラッパーにMXFを採用することで、Gigabit Ethernetによるファイル転送を行うことが可能。会場ではAvid media composerによりGigabit Ethernetを介した信号のやり取りや制御などのデモンストレーションが行われた。

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ISO800EIモードで撮影することで広いダイナミックレンジと暗部のノイズが少ない撮影が可能

F35およびSRW-9000PLに搭載されている撮像素子のカラースペースはフィルムに匹敵する範囲をカバーしている

最新ソフトウェアバァージョンアップで新機能が増えるF35

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F35は、最新ソフトウェアV2.0でISO800EIモードをサポートし、これにより広いダイナミックレンジを維持しつつSNの良い撮影が行えることを実際の撮影映像を例に上げ、実践的な解説が行われた。

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Converget Design Nano Flashを接続することで、オフライン用の記録が可能。記録はテープと同期して行われ、同じ画像を記録することができる

偽解像や偽色がRGBとベイヤー配列の素子でどのような違いがあるかを説明
 

また、スーパー35mm相当の単板CCDを搭載したSRW-9000PLの撮像素子は、RGB配列のもので、ベイヤー配列を採用したものと実際の撮影でどのような違いがでるのか。グローバルシャッターとローリングシャッターの画像歪比較など、映像制作を行う上で興味深い比較・実証のデモンストレーションも行われた。

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SStPファイルオペレーションによるワークフロー。HDCAM SRにSR Lightモードが加わり、HDCAMやXDCAM HDなどと共通したワークフローを組むことが可能となった

Gigabit EthernetによるHDCAM SRファイルベースネットワークシステム

   

SRW-5800/5100の新機能としては、NAB2010で発表されたRGB録画再生(SQモード:440Mbps)と1080/60p録画再生の標準機能化、2倍速録画再生(HD RGB & YCbCr)機能、オプションで3DのRGB4:4:4録画再生、2K録画再生への対応のほか、880Mbps・440Mbpsに加えSR Lite(220Mbps相当)モードの追加などの説明が行われた。