ビデオを撮った後はPCに取り込んでノンリニア編集。初心者向けからプロ向けまで様々なソフトが発売されていますが、読み込めるフォーマットやレンダリングにかかる時間も千差万別ですよね。皆さんの使っているノンリニア編集ソフトはなんでしょうか?先週募集したアンケートでは75名様から投票をいただきました!

アンケート結果

ということで、いただいたご意見の中から、いくつかピックアップしてご紹介します。

■1位:得票数23(30.7%)「Thomson Canopus EDIUS シリーズ」をお使いの方々からのご意見はこんな感じでした。

kojipto さん「処理が軽いから」
etu さん「AVCHDのネイティブ編集に優れているため。」
miida さん「昔からカノープスユーザーなので。」
IDE さん「カノープスさんとのDVRapterからのバージョンアップの長いお付合いで」
スカイウエーブ650ライダー さん「現在5.5でGH1編集あるいはAVCHDビデオに使っています」
トロールドン さん「日本製で使いやすそうだから。」
後期こうれいしゃ さん「「超編」からのながれで…」
EDIUS Neo 2 Booster User 314 さん「AVCHD編集が軽くできるソフトだとおもっています。」
isa0 さん「CanopusのソフトがAV業界では標準だから」

EDIUSシリーズではAVCHDのネイティブ編集速度にこだわっていたこともあって、「軽快」がキーワードのようです。以前のシリーズからの流れでEDIUSを使われている方が多いようですね。メーカー名はトムソン・カノープスに名前が変わってしまいましたが、EDIUSシリーズは国内の開発が継続されています。お値段はEDIUS 6通常版が7万円程。他には、

system555 さん「一番最初に、パッケージを掴んでいたから」

という理由で購入した猛者も…。

■2位:得票数20(26.7%)「Adobe Premiere Proシリーズ」をお使いの方々からのご意見はこんな感じでした。

よいやん さん「便利で使い慣れてるから」
umauma さん「Pr+win機。win機はPC経費を抑えられる」
y7 さん「AEとの連携」
あいぴー さん「ユーザーインターフェイスが自分にあっていたから。」
si_isi さん「AEとのダイナミックリンクが便利。」

Premire ProユーザーではAfter Effectsとの連携が重宝するというご意見が多数。AdobeとしてもFinal Cutからの乗換キャンペーンを実施するなど、シェア拡大のために様々な手を打っているようです。また、Production Premiumなど、Premiere Pro単体ではなくAfterEffectsやPhotoshopなど、制作関連のAdobe製品がセットで購入できる点も、経費の面で有効なのかもしれませんね。お値段は単体で10万円程。

■3位:得票数19(25.3%)「Apple Final Cut Proシリーズ」をお使いの方々からのご意見はこんな感じでした。

壱号機 さん「トータルで使い易いから。」
shu さん「ずっとMacばかり使っていて、colorなどのソフトとの連携も使いやすいため」
N.K さん「業界ではファイナルカットが使えないと仕事になりません」
zachoh. さん「ver. 3から使い慣れているので。あとは価格とフォーマットの柔軟性がベスト。」
nag さん「導入した当時(7年前)、Avidは高くて買えませんでした。 」
VFK さん「ずっとMacだったから」

Macのノンリニア編集ソフトといえばFinal Cut Pro!Apple製品ということもあって、Macユーザーとして安心して使えますよね。ProResフォーマットでの収録などを行う場合は必須のソフトウェアです。インストールにやたらと時間がかかるのがたまにキズでしょうか。Final Cut Studio としての販売なので、Motion、Colorなどアプリケーション間の連携も便利です。お値段は11万円程。

■4位:得票数8(10.7%)「SONY Vegas Proシリーズ」をお使いの方々からのご意見はこんな感じでした。

chappie さん「AVCHDの扱いが軽い。 」
MARIO さん「5.1chサラウンド画編集など音加工が容易なのがありがたい」
ATT さん「ドルビーデジタルサラウンド直接エンコード」
YOKO溝 さん「32bit処理のカラコレ、色補正など画質面によかったので。」

VegasProではH.264フォーマットの扱いの軽快さもさることながら、サウンド編集面における高評価が多く寄せられました。バージョンを重ねる毎にユーザー数が増えてきている印象のあるソフトウェアですよね。お値段は7万円程。

■5位:得票数4(5.3%)「Avid Media Composerシリーズ」をお使いの方々からのご意見はこんな感じでした。

tom さん「DNxHDが魅力的」
ぱくぱく さん「昔からのAvidユーザー。AMA機能、MXFを使うので。」
misokatu さん「Xpress Proからの流れで、ソフトウェア版発売時に購入しました。」

MediaComposerはP2、XDCAM HD、GFCAM、Canon MPEG2などのフォーマットもネイティブで扱えるのは魅力。高価なNitris DXだけでなくMatroxのMXO2の様な安価なI/Oデバイスも組み合わせられますよね。Media Composer付属のProduct Suiteを使用してのアニメーション、エフェクトが使いやすいですよね。ただやはり他のソフトと比べて高額ということもあってか、なかなか新規で使い始めたというユーザーはまだまだ少ないようです。お値段は23万円程。

最近はMacでもBootcampでWindows用の編集ソフトを使っているよ、というご意見もちらほらといただき、WindowsかMacか、という垣根は数年前に比べてだいぶなくなっている感もありました。ただ、現場や他のスタッフが使っている環境にあわせて、自分が使うソフトを選べない…という方も多いようです。ソフトによっては変えてみることで今までかかっていた仕事の時間を劇的に効率アップできる場合もありますから、体験版なども有効活用して色々な編集ソフトを試してみるものいいかもしれませんね。このページを読まれたあなたは、何のノンリニア編集ソフトをお使いですか?

次回のお題

さて!次回のアンケートは、いよいよ来週に迫った国際放送機器展、InterBEEについて!「InterBEEで、何を期待する?」です。新製品などが多数出展されるInterBEE会場、製品以外にもデモや講演会など、各ブースでは様々なイベントが企画されているようです。実際に会場に行く予定の方も、今年は行けないという方も…InterBEEで何を期待するか、教えてください!PRONEWSのレポートに対する期待でもOKです!

もちろん匿名で送信できますので、アンケートへの回答はこちらからお気軽にどうぞ!