ローランド株式会社は、11月17日より幕張メッセで開催される国際放送機器展「InterBEE2010」にて、映像・放送関連機材部門およびプロオーディオ部門にまたがった2ブースで、ライブイベント向けの最新機材を、様々なデモンストレーションを交えて紹介する(ブース番号:5104および4601)。 

同社では、主力ソリューションの1つにYouTubeやUstreamへのライブストリーミング配信をセルフ・ブロードキャストできるシステムパッケージがあり、パーソナルユースからフルHDシステムまで揃っている。 業務用のハイビジョン機器を揃えるフルHDクオリティのシステムパッケージは、最大14系統の映像を自在にスイッチングできるマルチフォーマット・ビデオ・スイッチャ「V-1600HD」を中心にした、ハイビジョンライブ配信システムで、同社のマルチフォーマットビデオプレゼンターからラインの取り込み、ミキシングコンソールでオーディオ編集し、マルチフォーマット・コンバーターでライブ素材をPCへ転送しストリーミング配信できる。 

モニター一体型で、フレームシンクロおよびマルチフォーマット入出力を有するV-1600HDは、1Key、1SDKを装備しPinPも操作できるマルチ+オールインワン型スイッチャー。 ステージでのマルチスクリーン演出や収録だけでなく、SPANモードによりHD解像度の2画面を繋いで2台のプロジェクターを介して1つの大きなスクリーンとして投影できるユニークな特徴も有する。 また、マルチズーム機能では、映像の一部分を切り出してディスプレイすることで、マルチカメラをスイッチングしているような映像効果が演出できる。

このほかにも同社ブースでは、ビデオフィールド・レコーダー「F-1」のMPEG2 TS記録に対応した最新バージョンVer.2や、ライブミキシングコンソール、フォーマットコンバーター、ハイスピードUSBオーディオインターフェースの新製品が展示される。 また、InterBEE初日にて新製品の発表も予定されている。