株式会社クレッセントは、12月8日(水)から10日(金)まで パシフィコ横浜にて開催される「立体EXPO2010」にて、「盛り沢山」をコンセプトに同社で扱う様々な3D・VR構築用ツールを展示する。ブースでは「HEWDD-1080」の体験コーナーを始め、3Dコンテンツを作成する様々なツールの紹介や、筑波大学大学院 システム情報工学研究科医用生体工学研究室 星野聖研究室からセンサレスの遠隔ロボットを操作するシステムが紹介される。

HEWDD-1080は、HMDを使った体験型VR没入システム。Viconの最新小型カメラBonitaを使い、Dassault社「3DVIA Virtools」で構築した高品位なコンテンツ上で、より広視野、高解像度、高画質を実現するコンパクトシステムで、没入感の高い体験ができる。3DVIA Virtoolsは、インタラクティブ3D コンテンツ開発用オーサリング用基本開発ソフトウェアパッケージ。ブースでは、シーケンシャルスキャナ「4Dviews」で撮影したコンテンツをVirtoolsでインタラクティブ立体コンテンツに仕上げて立体モニター上で観ることができる。ハンディ3Dスキャナ「NOOMEO」も実機が展示される。

3D制作に関わるソフトウェアツールでは、群衆シミュレーションソフトウェア「Massive」、景観シミュレーションソフトウェア「CityEngine」とRenderManレンダラ「3Delight」、そしてバーチャルVTRとしても使えるD1機能搭載のマルチフォーマット再生・トランスコードソフトウェア「RAIN」「MIST」のデモンストレーションが行われる。

ブースでコラボレーションする星野研究室からは、「ジェスチャ駆動ロボットアームシステム」 センサ類の装着や、専用コントローラの使用なしに、カメラの映像にもとづいて操作者の手や腕の動作を理解し、高速かつ高精度に遠隔ロボットを操作するシステムが紹介される。小型の高速カメラ2個を、厳密に固定した位置でない場所に設置しても、良好な3次元手指形状推定が得られるという。